ソニーマーケティングは9月24日、「ソニー ショールーム/ソニーストア 銀座」をGINZA PLACEビルにオープンする。それに先立つ23日、記者会見を実施。その様子をレポートする。
「ソニー」「銀座」と来たら、数寄屋橋交差点に建つソニービルを思い起こす人も多いのではないだろうか。「ソニー ショールーム/ソニーストア 銀座」は、もともとソニービルに入っていたコンテンツで、ソニービルのリニューアルのために8月28日に一時休業し、今回、移転オープンの運びとなった。
ちなみにソニービルは、2017年3月末に営業を一旦停止してビルを解体。元の場所に新しいビルを建設して、2022年秋にリニューアルオープンする予定だ。ゆくゆくは、ソニーは銀座に2つの情報発信拠点を構えることになる。
移転オープンした「ソニー ショールーム/ソニーストア 銀座」は、ソニービルの建つ数寄屋橋交差点から徒歩3分ほど東の、中央通り沿いの銀座四丁目交差点に立地する。中央通りは、週末には歩行者天国となる銀座の中心。この4階~6階の3フロアが、ソニーの新しいスペースだ。オープン時の従業員数は店長を含めて67名の体制。スタッフのほとんどはソニービルから移ってきた人員とのこと。
なお、GINZA PLACEビルの1階と2階は、日産自動車のショールームとなっており、3階はイベントスペース&カフェ、7階と地下は飲食、9階はSPA、10階はジュエリーといった内容だ。こうした、ソニーと異なる業種に集まるお客にも足を止めてもらえるショールームを目指したという。
記者会見では、ソニーマーケティングの河野社長が壇上に立ち、「ソニービルがオープンした1966年から50年目の節目の年に、新しいショールームを銀座にオープンできることに深い感慨を覚える」と挨拶した。
累計3億人が来場したというソニービルでは、創業以来の方針として、サービスの継続性を一番に重視。商品を販売するだけでなく、販売した後もサポートや使い方提案などでユーザーとつながり続けたと振り返る。
新しいショールームでもその方針は堅持。「カスタマーサポートの最重要拠点」と位置付け、お客とのコミュニケーションの場を大切にし、「ソニー製品のユーザーを一人でも増やし、ソニーファンを創造していくのが使命だ」と述べた。
ストアのコンセプトについては、「写真と音楽と映像と。さあ、新しい感動体験を。」をキーワードに掲げる。映像・音楽・写真の体験はもとより、テクノロジーやライフスタイル、教育に関心のあるユーザーも楽しめる「ソニーファンを創る」ためのスペースだ。
特に目玉となるのは、この店舗でしか体験できない100V型の液晶テレビ「BRAVIA」展示、4K対応プロジェクターの先行展示、ハイレゾ音源の視聴コーナー、デジタルカメラ「α」シリーズにおけるすべての現行モデルとレンズをそろえて、体験・購入が可能といったところ。
さらに、東京ゲームショウ 2016でも展示していた「PlayStation 4 Pro」と「PlayStation V」Rの体験スペースも用意している(PlayStation 4 Proは期間限定)。