アンカー・ジャパンは9月21日、家電ブランド「eufy(ユーフィー)」の立ち上げを発表。同日、自動掃除ロボットを含めた4製品を披露した。
Ankerといえば、高品質なモバイルバッテリーやスマートフォン周辺機器メーカーとして人気のブランド。アンカー・ジャパン代表取締役の井戸義経氏によると「バッテリーなどの周辺機器は、メーカー純正製品は高品質だが高価格。一方サードパーティー製は低価格だが品質やサービスが貧弱であることが多い。そこで、高品質ながら低価格な製品の提供を目指した」という。自社カスタマーサービスの設置により、顧客の声を直接開発に反映できるなど、他社にはない強みがあるとした。
また、「Ankerはスマートフォンの周辺機器メーカーというイメージがあるが、我々が目指しているのは、スマートフォンに限らずユーザーが快適な生活を送るための一歩を後押しすること」とコメント。このため、より生活に密着した「家電」という分野に参入し、新ブランド「eufy(ユーフィー)」を立ち上げた。同時に、ロボット掃除機、デスクライト、加湿器という「健康と安心」に関わる製品を投入する。
大容量バッテリー搭載のロボット掃除機「RoboVac 20」
新ブランドで最初に紹介されたのは、ロボット掃除機「RoboVac 20」。直販価格は29,800円と、一般的な掃除機の半額以下で、かなり意欲的な価格帯だ。発売は10月5日。
RoboVac 20はサイドブラシと回転ブラシ、吸引力により床のゴミを掃除する掃除ロボット。高さが8cmとコンパクトなので、ソファの下など、狭い隙間にも入り込んで掃除できる。また、本体周囲には超音波センサーを搭載しており、掃除ルートを検知。家具にぶつかる前に障害物を感知して避ける。落下感知センサーも搭載するため、階段などから落ちることもない。
掃除モードは、自動モードのほかランダムに移動するフリーモード、狭い範囲を重点的に掃除するスポットモードなど7モード搭載。リモコンも付属しており、好きな方向に移動させる指示もできる。
特に注目したいのはバッテリーだ。モバイルバッテリーで名をはせるアンカーらしく、RoboVac 20には容量6,700mAhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載している。一回の充電で約3時間の連続駆動が可能で、約100平方メートルの部屋を一度に掃除できる。