ATM手数料は場所によって違う!
ATMは発行金融機関が設定した海外事務手数料にプラスして、現地ATM設置会社が請求する手数料が更にかかります。ハワイの場合は、設置している場所によってATMの手数料が違いました。
ホテル内のATMの手数料は、4.50ドル。アラモアナ・センター内は3.50ドルと、1ドル(100.46円/2016年8月25日現在)も違いがありました。場所によってはもっと手数料が安いところもあるようです。このような細かいところまで気を配ると、更にお得に使えます。
お得なカードはどっち?
今回は2枚のカードを持って行きましたが、ハワイでの使い勝手についてはどちらも簡単で迷うことは一切ありませんでした。でも、決定的に違うところは、事務手数料の違いです。
「Sony Bank WALLAT」はお買い物も、ATMの場合も1.76%。外貨普通預金口座を開設するという条件はありますが、口座を開設するだけでよく、外貨預金は0で円普通預金口座にしかお金が入っていなくても条件はクリアとなります。一方、「三菱東京UFJ-VISAデビット」の事務手数料は、お買い物だと3%。ATMの場合は3%にプラス108円の手数料がかかるので、比べてみると少し手数料が割高です。
またかなり個人的な意見になりますが、「Sony Bank WALLAT」(ポストペット)はデザインがカワイくその点も魅力的です。ピンクが嫌だという人には、別のデザインもあります。
その他に年会費が「三菱東京UFJ-VISAデビット」は2年目以降1,000円(税別)(15歳から23歳まで・年間利用額10万円の場合は無料)がかかりますが、「Sony Bank WALLAT」は年会費無料です。以上の点からでの結論になりますが、「Sony Bank WALLAT」がお得といえそうです。
ただし、両方とも実際ハワイで使ってみた感想は、どちらも使いやすく、少しの現金さえ持っていれば、ハワイでは不自由なく過ごせます。クレジットカードよりもデビットカードの方が、使いすぎの心配がないという点でも魅力を感じました。
今回は2種類を比べて見ましたが、他にももっとお得に使えるデビットカードがあるかもしれません。海外に行くときはデビットカードがあると便利ですよ。
株式会社回遊舎
"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。