撮像素子も映像エンジンも新しく
撮像素子にはAPS-Cサイズの有効2,420万画素CMOSセンサーを、画像処理エンジンには「DIGIC 7」を搭載。感度はISO100~25600に対応。EOS M3では拡張感度だったISO25600が常用感度として利用可能になった。
動画は最大でフルHD/60pに対応。4K動画には非対応となっている。動画関連の新機能としては、対応するISレンズ装着時にレンズ側の補正とボディ側の電子補正を組み合わせることで、5軸の強力な手ブレ補正効果を実現する「コンビネーションIS」を搭載。タイムラプス動画の撮影や自動水平補正も行える。
まとめ
トータルとしては、小型軽量ボディに高機能を凝縮したミラーレスカメラといっていい。欲をいえば、4K動画や電子シャッターによる静音撮影機能がほしかったが、それ以外に不足はなく満足度は非常に高い。個人的には、EOS M3でのストレスだった操作レスポンスが改善されたことが何よりありがたく感じる。
今回のEOS M5は、他社のミラーレス上位製品に比べても機能と使い勝手で見劣りすることなく、真っ向から勝負できる存在になったといえる。EF-Mのレンズラインナップも徐々に充実してきているので、今後の展開にも期待できそうだ。
以下、試作機で撮影した作例を掲載する。