――将来、永野さんどういう人になりたいんですか?

母みたいな人になりたいです。母の話を聞いているとすごく安心しますし、何かあるといまだに「お母さーん」ってなるので、そういう風に人に頼られたり、だれかのために何かできるような人になりたいなって。

――仕事においては?

この声優のお仕事を経験して思ったのですが、声や表情、笑い方や怒り方、泣き方など、役によって全部が変われる、いい意味で私だってわからないような女優さんになりたいです。

――参考にしている人は?

特定の方というのではなく、テレビや映画に出演されている女優さんみなさんが憧れなので、その人たちのお芝居を見て、自分に取り入れられるものはないか勉強しています。

――ほかの方の作品をよく見られるんですか?

いろいろ見ますね。映画も1人で見に行ったりします。

――突然ですが(笑)、永野さんのほんわかした雰囲気は昔からですか?

どうなんでしょう…(笑)。昔からなのかな? でも、映画『俺物語!!』をやって、こういう性格になったのかな? 役に入り込んで性格や雰囲気が変わったような気がします。あと、現場にいることに慣れてきて、緊張とか恥ずかしさがなくなってきたので、前までしゃべれなかったことが今だとしゃべれるようになったというのもあるのかなと。素の自分が前より出せているのだと思います。

――役に影響されることがあるんですね! 今回、ザヤを演じて変わりましたか?

今回は変わってないです。あんなにセクシーにならなかったです(笑)。いつかザヤみたいにセクシーになれたらいいなとは思いますけど…すてきなドレスが似合うきれいな女性になりたいです!

■プロフィール
永野芽郁(ながの・めい)
1999年9月24日生まれ。東京都出身。小学生の頃にスカウトされ、芸能界入り。ファッション誌『ニコ☆プチ』、『nicola』の専属モデルを経て、今年8月より『Seventeen』の専属モデルに。これまで『るろうに剣心』(12)、『繕い裁つ人』(15)などの映画に出演し、『俺物語!!』(15)ではヒロイン役を演じた。現在放送中のテレビ東京系『こえ恋』でドラマ初主演を務め、『キング・オブ・エジプト』で声優に初挑戦。「カルピスウォーター」や「コンタクトのアイシティ」などCMでも活躍している。

撮影:宮川朋久