今年4月から「カルピスウォーター」のCMキャラクターに起用され"かわいい"と話題になり、現在放送中のテレビ東京系『こえ恋』でドラマ初主演に抜てきされるなど、今年大注目の女優・永野芽郁(16)。9月9日公開の映画『キング・オブ・エジプト』では、ヒロインの日本語吹き替えを担当し、声優に初挑戦した。
『キング・オブ・エジプト』は、古代エジプトを舞台に、神と人間が共存する世界で繰り広げられる王座をかけたバトルを描いた物語。主人公である盗賊・青年ベックの吹き替えをKis-My-Ft2の玉森裕太が務め、ベックの恋人ザヤの吹き替えを永野が務めている。
このたび、声優初挑戦の感想をはじめ、本作を通して感じた恋愛観、さらには、今年のブレイクによる変化、気になるプライベートについて永野を直撃。イベントなどでも天真らんまんな明るさで報道陣も魅了している永野だが、今回の個別インタビューでもはじける笑顔を見せながら元気いっぱいに、そして、一つ一つ丁寧に答えてくれた。
――初挑戦の声の演技はいかがでしたか?
普段のお芝居は、表情だったり体の動きだったり、いろんなものを組み合わせて表現しているので、声だけに縛られるとこんなにも難しいんだなと痛感しました。
――一番難しいなと思ったことは?
距離感が変えられないことが難しかったです。映像で距離感が変わっても、私自身はマイクとの距離感を変えられず、声質やボリュームで変えないといけないというのがすごく難しかったです。
――ザヤは普段の永野さんより話すテンポが速く、キリッとしている声だと思いますが、演じるとなると全然抵抗はないのでしょうか?
抵抗はまったくなかったのですが、やはりテンポが速いと一つ一つの単語をちゃんと伝えないといけないので、それを意識するのが大変でした。
――特に意識したのはその部分ですか?
実際にザヤを演じていたコートニー・イートンさんが大人っぽいセクシーな方なので、コートニーさんの声に合わせることを意識して、セクシーボイスを練習しました(笑)。英語を聞いて英語のイントネーションに日本語を合わせたり、声を低く出したり。
――今回の初挑戦で新たな気付きはありましたか?
声の大切さをあらためて感じました。自分の中ではやっているつもりでも、それが声だけだとなかなかできていないんだなって。普段いかに表情に頼っているのかということがわかりました。声の質やボリューム、トーンも大げさにやらないと伝わらないのが声の特徴だなって気付きましたね。
――普段の演技でも声への意識が高くなりましたか?
そうですね、意識するようになりました! 表情だけじゃなくて声も意識したらお芝居の幅も広がるのかなと思っています。