お金は「あるときこそ」その使い方に悩んだり、逆に無関心になったりするものです。お金があるとすぐにパーッと使ってしまう、あるいはとりあえず普通預金に置いておく、という人も多いと思います。本当に有意義な使い方ができているでしょうか? 今回は、お金があるときに気を付けたい使い方をまとめてみました。
「普通預金」で貯めておくだけのはもったいない
お金があるとすぐ好きなことに使ってしまって、貯蓄ができないと悩む人がいる一方、給与が振り込まれたら口座から生活費分を引き出し、残りのお金はそのまま置いておくだけという人も多いことでしょう。毎月余剰分が出れば、口座にお金が貯まっていくため、残高は増えていきます。だからこそ、「きちんと貯蓄できている」と思い込んでしまうものですが、実は普通預金にお金を置いておくだけでは、もったいない貯め方なのです。
モノやサービスの値段が上がることをインフレーションといいますが、預金しているだけでは、インフレに対してお金の増えるスピードが追い付きません。そのため、「普通預金に置いておけば、とりあえず減ることはない」と安心することはできず、実質的にお金の価値が目減りすることにもなるのです。
使う目的を明確にしないまま普通預金にお金があると、何かの拍子に取り崩してしまい、いざという時に現金を用意できなかった……ということにも、なりかねません。お金に余裕があるときこそ、ただ口座に残しておくだけでなく、目的に合った運用方法を考えてみることが大切です。