今週の秋葉原情報 - メモリ3GB版のGeForce GTX 1060カードが登場、3万円以下のモデルも

Pascal世代が3万円以下で購入可能に

GeForce GTX 1060にメモリ3GBバージョンが登場、搭載グラフィックスカードが発売となっている。従来からは、メモリ容量が6GB→3GBに半減したほか、CUDAコア数も1280基→1152基へと10%少なくなっているものの、最安で3万円を切るという低価格は魅力。Pascal世代GPUを導入するハードルが一気に下がってきた感じだ。


GIGABYTEの「GV-N1060G1 GAMING-3GD」	Palitの「NE51060015F9-1061D」

GIGABYTEの「GV-N1060G1 GAMING-3GD」は、デュアルファンの「WINDFORCE 2X」クーラーを搭載するモデルだ。動作クロックは1620/1847MHzに高速化されており、補助電源コネクタは8ピン×1に強化。コネクタのそばには、電圧が不安定なときに知らせてくれる「スマートパワーLED」も用意されている。価格は31,500円前後。

「WINDFORCE 2X」クーラーを搭載するオーバークロックモデルだ

Palitの「NE51060015F9-1061D」もデュアル9cmファンのオリジナルクーラー搭載モデル。動作クロックはリファレンス通りの1506/1708MHzで、補助電源コネクタは6ピン×1だ。ドスパラパーツ館での価格は28,080円と非常に安い。


2スロット厚のデュアルファンクーラーを搭載。カード長は252mmだ	出力端子は通常通り、DisplayPort×3、HDMI、DVIという組み合わせ

Founders Edition代替のTURBOシリーズ

ASUSから、グラフィックスカードの新シリーズとして、「TURBO」シリーズと「DUAL」シリーズが登場した。どちらも廉価版としての位置付けになっており、TURBOシリーズはリファレンス同様のブロワファンクーラーを搭載する定格モデル、DUALシリーズはデュアルファンクーラーを搭載するオーバークロックモデルとなる。


TURBOシリーズのラインナップ	DUALシリーズのラインナップ

TURBOシリーズは以下の3モデル。カード長は267mmと、リファレンスと同様の外観であるが、耐久性に優れるデュアルボールベアリングファンの採用により、従来比4倍のファン寿命を実現したという。また出力端子はHDMIが2個になっているので、VRゴーグルの利用時に便利だろう。

製品名	搭載GPU	価格
TURBO-GTX1080-8G	GeForce GTX 1080	87,500円前後
TURBO-GTX1070-8G	GeForce GTX 1070	56,000円前後
TURBO-GTX1060-6G	GeForce GTX 1060	35,500円前後


これは「TURBO-GTX1070-8G」。カード長はリファレンスと同じ	出力端子は、DisplayPort×2、HDMI×2、DVIという組み合わせだ

DUALシリーズは以下の2モデル。ちょっと注意が必要なのは、カードの厚さが2スロットをわずかに越えており、3スロット分を占有してしまうこと。ただ、カード長は240～242mmと、デュアルファンモデルとしては短めなので、SLIを考えているのでなければ使いやすいだろう。出力端子のHDMIはこちらも2つ。