セールス・オンデマンドから8月26日に発売される、アイロボットの「ブラーバ ジェット 240」。日本では2014年7月に発売された「ブラーバ380j」に続き、第2弾となる床拭きロボット掃除機だ。従来機種から見た目も機能もがらりと変わった新製品をひと足先にお借りしたので、その使い心地をお伝えしたい。
2年ぶりの新製品となる「ブラーバ ジェット 240」。外形寸法はW178mm×D170mmとほぼ正方形に近く、ブラーバ380jよりも二まわりほど小さい。「世界最小のロボット掃除機を目指した」というだけあって、かなりコンパクトだ |
筆者は製品発表会でも目にしたが、我が家であらためて見てもその小ささに驚く。まるで重箱のようで、片手でヒョイと楽に持てるサイズと重さだ。また、クリーニングパッドの中に水を入れて使う従来機と異なり、本体そのものに給水タンクを備える。
全体的にコンパクトだが、高さは84mmで実はブラーバ380jより5mmほど増している。しかしルンバシリーズの92mmよりは低く、我が家のソファやオットマンの下は難なく入り込んでいく |
重量も1.2kg(バッテリー装着時、クリーニングパッド未装着)と軽く、取っ手を使えば指先でも楽に持てる重さ |
ジェットという名のとおり、ブラーバ ジェット 240は、給水タンク内の水を進行方向に向かって噴射し、その上をクリーニングパッドで拭き取っていく。従来機は水拭き用モードが「ウェットモード」だけだったのが、ブラーバ ジェット 240では「ウェットモップモード」と「ダンプスウィープモード」の2つになり、から拭き用の「ドライスウィープモード」と合わせて3パターンの動きが可能になった。
力強く念入りに拭き取る「ウェットモップモード」
ブラーバ380jから最も際立つ進化点は「ウェットモップモード」だ。水拭きのパターン自体は、短く前後に往復するという従来製品のウェットモードと似た動きだが、同じ場所を3回念入りに拭いていく。また、水をスプレー噴射するうえ、クリーニングパッドが上下にブルブルと振動するため、しつこい汚れも浮かび上がらせて力強く拭き取る。
ウェットモップモード用のクリーニングパッド。同梱されているものは使い捨てタイプ(上)で、洗浄液が浸み込ませてある。繰り返し洗って使えるタイプ(下)も別売で用意している |
使用後のウェットモップモード用パッド。噴射した水の上を拭いているので、表面は最後までウェット感を保ったまま |
【動画(音が出ます)】ウェットモップモードの動き。小刻みにゴシゴシと力強く擦りながら掃除していく。キッチンや洗面所で、水や油の上に付着したホコリやゴミを落とすのにも有効。時間をかけて念入りに掃除するモードなので、日常的には範囲を指定して使用するのがベターだ |