メニューは2つ。1つはソルティライチ誕生のヒントになったローイゲーオ(500円:税込)。ローイゲーオとは、タイの家庭で出されている果物と塩と氷でできたデザート。
もう1つは、塩と果物の生ジュース(500円:税込)。夏に旬を迎える果物(桃、メロン、パイナップル、ブドウ、スイカ、オレンジ、グレープフルーツ)から1つを選び、生絞りジュースが楽しめる。ここまではどこにでもあるメニューだが、特筆すべきは、このジュースに世界各国から集めた10種類の塩を自分で選び、ひとつまみ入れ、味の変化を楽しめるという点だ。
カウンターには果実と塩の組み合わせ表も。それぞれの果実に合う塩を選べるようになっているのはもちろん、「さっぱり」「濃厚」「甘み」「こく味」など味の好みに合わせた組み合わせも教えてくれる。その組み合わせパターンは、実に70通り!
さらに店内では、ワークショップも行っている。ジャム、ハーブ、塩の3つのテーマを用意し、それぞれがどのように生まれ、暮らしに活かされてきたかを学びながら、知っているようで知らない素材の魅力や調理の基礎を、専門家を講師に招き学んでいくこともできる(詳細は「旅するキッチン」特設HPに掲載)。
そんなこだわりがちりばめられた同シリーズだが、誕生のきっかけは女性社員の素朴な疑問だった。