今後は楽天グループと連携したサービスも予定

糸山氏は、今後の「楽天マガジン」の展開について3点を紹介。ひとつがテキストビューワーの機能で、年内中の実装の予定だという。2つ目が楽天Koboや楽天ブックスとの連携だ。「楽天マガジン」を通して見つけた雑誌を、楽天Koboや楽天ブックスで購入できるようユーザーニーズに合わせた導線を提供していく。そして3つ目が広告モデルの導入。現在、出版社と協議しているとのことで、糸山氏は「継続的な収入のレベニューソースを追加していきたい」と話す。

楽天マガジンにおける今後の展開として、「テキストビューワー」機能や、「楽天Kobo」、「楽天ブックス」との連携、広告モデルの導入などが考えられているという

また、今回の楽天の電子雑誌市場参入について相木氏は「楽天マガジンは単に雑誌を読んでいただくというサービスではない」と断言。今後は楽天の持つデータ基盤を活用し、記事を読んだユーザーが興味を持ちそうな雑誌や記事をすすめる、雑誌中の気になった商品をそのまま楽天市場で購入、紹介した場所に楽天トラベルを使って予約できる、といったサービスを展開していく計画だという。相木氏は「雑誌から出てくる様々な興味・関心に対して楽天の様々なグループのサービスをご提供していく、ということで新しい雑誌の読み方を提供していきたい」と語った。

楽天マガジンのコンセプトとして「もっと楽しく」、「もっとお得に」、「ともに創る」の3点が挙げられた