一方、日本の場合はどうだろうか。ある就職情報の関係者は「日本のインターンシップは1週間ぐらいの期間がボリュームゾーン。2週間ぐらいのインターンシップとなれば、長い部類といえるのではないでしょうか」という。
また、キャリアアップ・スキルアップを目的とするアメリカのインターンシップと目的が異なっている。それは、学生に企業風土を知ってもらうこと。インターンシップに参加した企業だからといって、翌年、その企業の採用試験を受ける必要はないし、まったく異なる業種を目指してもよい。何よりも学生にメリットとなるのが、期間が短い分、多くの企業のインターンシップに参加できることだろう。
すでに来夏のインターンシップも!
さて、澄佳さんの話に戻ろう。ヴォーカーズでのインターンシップを始める際、もっとも不安だったのが「うまく日本語でコミュニケーションできるだろうか」ということだったらしい。ただ、ヴォーカーズのスタッフが「スカイプ」を使って事前にさまざまなことを伝えてくれたので、その不安は徐々に払拭できたという。
「ヴォーカーズではデータ分析という私の学業を試せる場をいただけました。来年の夏休みにはIT企業かコンサルタント企業のインターンシップに参加したいです」という。もうすでに1年先のことまで見据えているのかと、素直に感心した。