初めての人を置いて行かないステージ

――パフォーマンスの部分の特徴について、振り付けで意識している点を教えて下さい。

haderu:「初めての人を置いて行かない」ことは、常に意識しています。もう、ボーカルの僕を見ないで、hidekiを見て練習してくれていいくらいです。

――初めて行っても安心だし、一度行ったらまた高揚感を味わいたい、といった気持ちになれますよね。

haderu:慣れれば慣れるほど楽しくなっていくはずなので。振り付けを、押し付けがましいと思う人もいるかもしれないけど(笑)。ライブでは、独自にノッている人もいるので、どちらでもいいと思っています。

hideki:楽しんでもらえるのが一番なので、自分のノリ方でも全然間違いじゃないですよね。ただ「みんなでやるっていいよね」という提示は、これからもしていこうと思っています。初めての人はわからないだろうから「こういうノリ方なら、絶対に楽しめますよ」と。そのあとはご自由に。

あとは、上から見てる人のことも考えますね。ステージにプラスして、お客さんを見たときに「全員でjealkb」になるようなイメージは持っています。全員で移動するとか、全員でまわるとか「稽古してるの!?」と思われるような光景になれば。メンバーにも相談して、どんどん新しいことにトライしていきたいです。

武道館に立っている姿を思い浮かべて

――それでは武道館に向けて、意気込みをお一方ずつ。

sapoto:今はエンタテインメントとして日本一なんですけど、音楽も日本一を目指したいですね。

dunch:コントや漫才ではできない、音楽ならではの楽しみ方や、劇場ではない、ライブハウスならではの楽しみ方を伝えていきたいです。それを見ていただいて、一緒に武道館まで行っていただきたいなと。

hideki:僕らは「1番好き」って言われなくてもいいんですよね。2番3番、浮気相手くらいの感じで(笑)。本命バンドのライブがないときにjealkbのライブがあったら絶対行く、みたいな人を増やしていけたらと思います。もちろん僕達のことを本命と思ってくれる人も増やして、いろんな人を魅了して、武道館に行きたいと思います。

elsa:ライブを非現実的な世界にしたいです。日常とは違う世界で「ここにストレスを全部置いていくぞ」「何も考えないで踊るぞ」と思っていただけるような世界観をつきつめていけば、武道館が見えてくる気がします。チケットは3,000~4,000円かもしれないけど、3万円くらいは必ず楽しませます。それくらいの価値はあると思います!

ediee:僕は、いま趣味や目標がないような方も、僕たちのライブに来たら楽しくなる。そういう、心のホスピタルのような存在でありたい。

一同:(笑)

ediee:落ち込んだときも僕らのライブを見てポジティブな気持ちになれると思うので! 僕たちも絶対に武道館を目指すんですけど、お客さんも何か目指すときに、僕らのライブを見て、目指す人になってもらえたらなと。ライブ中思いますね。「楽しいよな」「俺も楽しいよ、一人じゃないよ」って。

hideki:心のホスピタル以降入ってこなかった(笑)。強すぎて!

haderu:武道館を強く意識して、新しい姿を見せていきたいです。この記事を読んでくれた方も、もとから応援してくれる方も、頭の中で僕達が武道館に行く姿を想像してもらえたらと思います。僕たちも武道館を思い描きながら、ステージに立っているので。そこでつながって、一緒に夢を見てほしいですね。

今まで興味がなかったけど「そんなに武道館って言うなら、一回ライブに行ってみるか」と思ってくれた人にも、「こいつらとだったら一緒に武道館目指してもいいな」と思われるようなステージを届けていきます。