2005年に結成したバンド、jealkb。某大物芸人たちの"弟"という設定で、彗星のごとく姿を現し、11年経った現在もライブに来た人を魅了し続けている。活動年数が10年を超えたいま、7月26日に予定するライブイベント「REVOLVER」からまた新たな展開をむかえるのではないかと噂されている。
ライブハウスを中心とした活動から、明確に"武道館"という目標も示したjealkbはどのようなバンドなのか。そして、武道館を目指すためにどのような活動を行っていくのか。マイナビニュースでは今後、jealkbが武道館へむかう姿を追っていく。今回は序章として、現在のjealkb、そして今後目指す姿について話を聞いた。
一体感を得られるライブパフォーマンス
――まずは、メンバーのみなさんから一言ずつ自己紹介をいただければと思います。
ediee:リードギターのedieeです。まさに、楽しさを推していきますので、よろしくお願いいたします。
elsa:ドラムのelsaです。バンドのリーダーで、楽曲も担当しています。jealkbの心臓です。
hideki:アジテーターのhidekiです。僕は楽器を持っていなくて、お客さんがライブを楽しめるように振り付け先導師なので"アジテーター"と呼んでください。
haderu:ボーカルのhaderuです。jealkbはバンド自体がすごく演奏が上手いということではなく、いかにお客さんを楽しませるか、音を楽しむことを伝えるかを心がけているので、僕の歌声を通して伝わればと思っています。
dunch:ベースのdunchです。実家が団地なんで、dunch(ダンチ)です。リズムを守って、気持ちよく聞いてもらえるようにしたいと思います。
sapoto:もともとサポートギタリストだったので、sapotoという名前になりました。一応、新メンバーです。普通のバンドに出せないような楽しさに加えて、他のバンドにも負けないような音作りをしていきたいです。
――今も「お客さんを楽しませる」という言葉が出てきましたが、バンドの特徴はどんなところにあるのですか?
haderu:jealkbは、みんなで振り付けを踊りながら楽しくライブに参加できる、パーティーバンドなんです。ただ、これまでメディアに出ると誤解を受けることが多くて。TVに出ても「結局芸人さんがやってるんでしょ?」と茶化されて終わったり、真剣にやればやったで、今度は「怖そう」と伝わってしまったり。
ライブでみんなが笑っている写真や、お客さんが振り付けで一体感を出してる様子を見ていただける機会があれば、全然見方が変わってくると思います。僕たちは決して、怖い世界観をつくりたいとは思っていないので。人は先入観がないと生きていけないとは思うのですが、是非先入観なしでライブに足を運んでみてくれたら嬉しいですね。
――誤解を受けることが多かったというのは、メディア側の先入観みたいなところもあったのでしょうか。
haderu:今は色々なヴィジュアル系バンドがあるのに、言葉があまりに強すぎて、世界観が独り歩きしていたところもあるかもしれません。写真も作りこまれて打ち出されると、黒い衣装で怖いみたいな印象になってしまうし、メディアに作られた姿はあんまり好きじゃないんです。hidekiが"アジテーター"として振り付け専門係になっているのも、初めて来た人、楽曲を知らない人でも安心して見られるようにしたいから。決してコミックバンドでも怖いバンドでもないんですよ。
音楽で客を楽しませることにかけては、日本一
――現在、Twitterなどで、"726"という数字をティザー的に打ち出されていますが、7月26日から新たな展開が待っているということでしょうか。
haderu:詳しくは26日に発表しますが、展開は考えています。これまでの活動でパフォーマンスに自信がもてるようになったので、もっと新しい形にシフトチェンジしてもいいのではないか、という話にもなっています。武道館に向けて、726から新しいjealkbをスタートして、ライブを重ねて、音楽的にも次のステージに向かいたいと思っています。
――明確に武道館を目指していくと伺いましたが、そのために必要なこと、やろうと思っていることがあれば教えて下さい。
haderu:やっぱり、誤解のないjealkbを伝えたいという思いは強いですね。これまで自分たちがやってきたことの自信はあるから、今までの方法で伝わらないのなら、できるだけ自分たちの言葉で語れるだけ語って、ライブのパフォーマンスを見てもらって、伝えていきたいです。そのうえで、培ってきた経験を糧に、新たにメディアやCD音源、ライブハウスと向き合っていこうと話し合っています。
――今後、大きく変化していく部分もあるわけですね。意識しているバンドなどはありますか?
haderu:お客さんを音楽で「盛り上げたい」気持ちが第一というのは、変わらないところです。他のバンドは、音楽第一でやっていると思いますが、僕たちは楽曲制作という部分と、フロントマンの僕とhidekiが考える「その楽曲でどうやってお客さんを楽しませるか」という部分、二段構えでやっているので、そんなバンドはなかなかないんじゃないかなと思いますね。パフォーマンス力は負ける気がしないですし、たぶん日本で一番じゃないかな。