日本マイクロソフトは7月15日、都内で一般ユーザー向けのイベント「Surfaceデジタル夏祭り」を開催。Surfaceデバイスを使った各種体験コーナーを用意し、多くの来場者がクリエイティブ体験を楽しんだ。プロのクリエイターによるセッションでは、写真やイラストなど各ジャンルにおけるSurfaceの活用事例が語られた。

大盛況だったSurface活用のデジタル出展

Surface Bookで自撮りする日本マイクロソフトの高橋忍氏。小顔で撮影するにはデバイスを上に掲げて撮影すると良いとのこと

「Surfaceでフォトレタッチ体験: LINE用写真スタンプ」は、Surfaceの内蔵カメラで撮影した写真をAdobe Photoshopで加工し、LINEで気軽に送信できる画像を作成するというもの。

オープン前に会場を訪ねると、日本マイクロソフト デベロッパー エバンジェリズム統括本部 プラットフォーム エバンジェリストの高橋忍氏が、仕組みを簡単に説明してくれた。

場面に応じて、「Surfaceペンとマウスを使い分けると作業がスムーズに進む」(高橋氏)と活用例を語りつつ、目の前でテキパキと作業を行う様を見ていると、7月15日から値下げされたSurface Bookがほしくなってしまう。

撮影した写真はすぐにAdobe Photoshopで切り抜き加工。Surfaceペンでサクサクと切り抜き範囲を指定し、目の前であっという間に作業を終えていた

その後はサイズ調整や背景の選択、吹き出しにSurfaceペンでコメントを描き込めば作業は完了。JPEG形式で保存してUSBメモリーに出力すれば、いろいろなデバイスへコピーできる。OneDriveを利用して、スマートフォンと同期させるのもいいだろう

「Surfaceでホログラムプロフィールビデオ制作体験」では、Surface Bookで撮影した動画をPowerPointのホログラムテンプレートを使って加工。そのままガラスをかざすと、動画の内容がホログラム表示されるというシンプルなものだ。日常的に目にするものではないためか、オープン後は来場者が列を作っていた。

まずはSurface Pro 4で動画を撮影。後で加工しやすくするため黒い布を身にまとっていた

撮影した動画をPowerPointで加工。ホログラムとして映し出すにはバランス調整が難しいという

Surface Bookの上に、加工処理を施した映像をガラスに映し出した状態。写真では伝わりにくいがなかなか美しい。写真右は、会場にあったSurface Pro 4でイラスト作成にチャレンジする日本マイクロソフト デベロッパー エバンジェリズム統括本部 テクニカルエバンジェリストの千代田"ちょまど"まどか氏

「Surfaceペンでイラスト体験うちわ制作」は、Surfaceペンでイラストを作成し、専用シートで印刷したシールをうちわに貼り付けるというもの。こちらは"ちょまど"でお馴染みの、日本マイクロソフト デベロッパー エバンジェリズム統括本部 テクニカルエバンジェリストの千代田まどか氏が、実際にイラスト作成を披露。ただ、普段使っているアプリケーションと違うため、今回は過去に作成したイラストを使って、うちわを作成していた。

今回は、過去に描いたイラストを使った。自前のSurfaceデバイスに貼ったシールは高橋忍氏作とのこと

画像をPowerPointのうちわテンプレートに貼り付けたら調整後に印刷開始。後はうちわに貼るだけだ

自身の作品を手にする"ちょまど"氏。実際に訪れた来場者も次々と自身で描いたイラストなどを使って、うちわを作成していた

ほかにも「Surfaceペンでイラスト体験タンブラー制作」や「Surfaceで似顔絵ステッカー」など、さまざまな催しに多くの来場者が参加。オープン中は次々と来場者が訪れ、意外なほど(といったら失礼だが)盛況だった。

Surfaceデバイスで作成したイラストをタンブラー用カバーとして印刷する「Surfaceペンでイラスト体験タンブラー制作」

似顔絵コーナーではプロの似顔絵師が来場者の似顔絵をその場で作成

似顔絵はUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの「FreshPaint」で作成されていた