何故このタイミングで日本市場に展開?
説明会の最後に、アダモポーロス社長に記者団から質問が寄せられた。グローバルではその名を聞くが、日本においてはあまり大々的に展開してこなかった印象のあるモトローラ。何故、このタイミングで日本市場に展開するのだろうか。
アダモポーロス社長は、そのことについて聞かれると、まず「モトローラが日本市場から撤退したことはない。ただ、ここ最近はバックグラウンドに控えていた」とした後で、「Moto G4は、世界各国でローンチしている。オーストラリア、香港、インド、ブラジル、アメリカにおいて、販売に勢いがついてきた」とし、このことから「ようやく時期がきた。”日本市場におけるモトローラブランドを再活性化する”という位置付けで、本格的に展開していく」と意気込んだ。
「リーチをさらに増やし、マーケットに対する露出も増やしていく。今年の後半にかけて、色んなキャンペーンも考えている。大々的なことを行っていきたい」「これから投入していく新製品もある。そうした製品の地ならしにもなる」とアダモポーロス社長。シェア目標、販売台数の目標について聞かれると「細かい数字に関しては口外しないことに決めているが、たくさん売りたい」と笑顔になった。
モトローラが、自社製品を家電量販店で販売するのは今回が初めて。アダモポーロス社長は「これまではMVNO、オンライン、大手キャリアを通じて展開していた。Moto G4は、日本の伝統的な店舗で販売する」と話した。現在最終調整中とのことで、販売店舗名については言及を避けた。ただ、在庫はすでに日本に到着しているとのことで、7月22日からの販売開始には間に合う予定だ。販売価格については「攻勢に出ている。競争力のある価格だと思っている」と評価していた。