楽天モバイルの月額料金が実質無料に!?
楽天モバイルは7月1日より、楽天スーパーポイントを使った月額料金の支払いを開始した。鈴木さんは「使い方によっては月々の使用料を実質0円にすることができる」と語る。そのやり方とは?
Q. 月額料金が実質無料になるとはどういうことですか?
「楽天モバイルでは約6割のお客様がデータ通信量3GB以下。そうすると月々の通信費は1,600円(通話SIM 3.1GBプラン/税込1,728円)になります」(鈴木さん)
「光熱費などを楽天カードで支払うと1%、必要な物を楽天市場で買い物をすると100円につき6%のポイントが付与されます。こうして貯めたポイントでスマホの月額料を払っていただくことができるのです。また、お米やビール、洋服などはポイント還元率が高いので、うまく使うことで2人分くらいの月額料金相当のポイントを貯めることが可能です」(鈴木さん)
Q. スマホ代の支払時にポイントを使い忘れることはありませんか?
「『ポイントを全部使う』の項目をチェックすることで、毎月自動でポイントが消費されていくので、期間限定のポイントも優先的に使えます。効率的にポイントを消費できるのではないでしょうか」(鈴木さん)
「『自動的に消費できる』というのは楽天モバイルの大きなメリットですね」(菊池さん)
「とはいえ、必要な物だけを買うことが大切ですね。ポイント欲しさの買い物は無駄遣いの元。クレジットカードで買ったら、現金をきちんと取り分けておくようにしないと駄目です」(荻原さん)
Q. ポイントを貯める条件になるのがクレジットカードですね
「1万円の現金を握りしめて買い物に行った場合、1万円の範囲で買い物しようとしますよね。でも、クレジットカードだと予算オーバーしていても買っちゃう。クレジットカードでは大体2割ぐらい多く買い物をしてしまうと言われています。買ったら支払う分のお金を別に確保しておく、あるいは金額をメモしておく必要があります。金銭感覚のない人はできるだけ使わない方がいいですね」(荻原さん)
Q. ポイントや節約で貯めたお金はどうしたらよいですか?
「通信費を節約することで、夫婦だと年間10万円ぐらい浮きます。そのお金をどうやって使うべきか。貯金の習慣ができている人はご褒美として楽しく使っていいでしょう。しかし、できていない人は貯金にまわすべきです。ポイントと合わせて小さいところをきちんと節約・貯金することで『家計力』が上がります。『ちりも積もれば山となる』ですから。デフレは当分続きます。ですから、インフレになる心配などせずに、しっかりデフレ対策をするべきです。それには『借金減らして現金増やせ』が教訓となるでしょう」(荻原さん)
終わりに
高い還元率やクーポン付与、幅広い提携店舗などたくさんの魅力があり、非常にお得なポイント。ただし忘れてはならないのは、ポイントは企業が販売促進のために顧客に提供しているツールであるということだ。それを失念し、ポイント集めに走ってしまうと、荻原さんが指摘するように「無駄遣いの元」になりかねない。登壇者のアドバイスを参考に、「本当に必要な最小限のもの」を「最大限のリターンが出るように買う」方法を考えつつポイントを活用してみてほしい。