――今年の総選挙では「第2章」という言葉がたくさん飛び出し、映画でも1つのテーマになっていますが、「第2章」をどう捉えていますか?
それぞれの第2章の解釈があると思うので、一概にここから第2章とは言い切れませんが、ほとんどの一期生の方が卒業されてしまったので広い目で見れば第2章になるのかなと。たかみなさんが卒業されてからは、みんな本当に一から始めるような新しい気持ちでやっています。
――たかみなさんの卒業前後で大きく変わったと思いますが、実際にその変化はどうだったのでしょうか。
たかみなさんがいなければAKB48もここまで来られてなかったと思うし、それくらいAKB48にとって大きな存在だったので、やはりいなくなってしまったのは大きな穴が開いてしまったような感覚です。残った私たちで埋めていかないといけない。グループとして踏ん張りどき、大事な時期だなと思います。
――昨年12月から横山由依さんに総監督が引き継がれて新体制に。たかみなさんが4月8日に卒業されてからは約3カ月経ちました。新体制になって少しずつ変わってきているところでしょうか。
少しずつではありますが…。総監督が由依ちゃんに引き継がれて、由依ちゃんが悩んだり壁にぶつかったりしている姿をいつも見ているのですごく心配にもなるし、大丈夫かなって思うんですけど、由依ちゃんは由依ちゃんなりに必死にもがきながら頑張っています。私は由依ちゃんの総監督についていくというより、由依ちゃんよりは先輩なので支える立場になって、となりで見守りたいと思います。
――今年の総選挙の横山さんのスピーチは、総監督としてグループを考えていることが伝わる内容でしたね。
そうなんです。いつものスピーチと違ってちゃんと自分の言葉で、しっかり話していたので、過呼吸気味だった由依ちゃんがこんなにしっかり話せるようになったんだって、すごい成長を感じられてうれしかったです!
――今年5月にはシンガーソングライターとして活動していた女子大生が刺されるという事件がありました。2014年にはAKB48の握手会でも襲撃事件がありましたが、今回もファンの方との交流について考えさせられたのでは?
芸能界やアイドルという世界に限らずすべての世界で、いつどこで何が起こるかわからないですよね。でも、AKB48はやはりファンの方との関係性があってこそのAKB48なので、握手会は無くせない場所だと思っています。ファンの方とのつながりがあったからAKB48は大きくなれたし、AKB48にとってファンの方との交流は大事な場所だと思っています。