ドライモードでワイパー掃除
ウェットモードの場合は、前後に小刻みにゴシゴシと擦るような動きを左右に繰り返しながら進み、ドライモードの場合は直線的に部屋を縦横無尽に進んでいく。
ブラーバにはゴミを吸引する部分はないが、ドライモードで動かせば、フローリングワイパーによるお掃除を自動化したものと同じだ。したがって、日ごろ掃除機をかけるほど床にゴミが落ちていないような家庭では、高価なロボット掃除機を買わなくてもブラーバで十分だ。1台で乾拭きも濡れ拭きもこなすブラーバは断然コスパが高い。
ただし、付属のドライ用のクロスは小さなゴミやホコリを吸着した後は手入れが結構面倒だ。とは言え、ドライモードの場合は市販のシートを取り付けることが可能。それであれば使い捨てにしてしまえるので、お手入れの手間がなく衛生的だ。
ドライモードでは、クロスのお手入れの手間を省くため、市販のお掃除シートを使うのがオススメ |
使用後はシートを取り外して捨てるだけでOK! 通常のロボット掃除機の場合はダストボックスのお手入れが必要だが、ブラーバならシートの取り替えだけで済む |
ウェットモードでキッチンはいつも清潔に
一方、ウェットモードの場合は付属品以外のクロスを使えないわけではないが、規格が合っていなければ適正な効果が得られないこともあるので、付属のものを使用しよう。とはいえ、基本は手入れと言っても洗って干すだけなので通常の雑巾と変わらない。
腰を低くして行わなければならない床の雑巾掛けは、家事の中でもおっくうに感じがちなものだが、ブラーバのよいところはそれを勝手にやってくれるところだ。リビングなどの居住空間以外にも、跳ねた水や油で床が汚れやすいキッチンで調理や洗い物が終わった後に毎回稼働させておけば、常に清潔さを保つことができ、気分よくキッチンに立つことができる。
寝ている間に使えるほどの静かさ
また、吸引する仕組みのないブラーバは音が静かなのも利点。音は動かしているのを忘れてしまうほど静かで、夜間や同居する家族がテレビを見ていたりする間にも気兼ねなく動かしておくことができる。
ロボット掃除機を有効活用するには、床に物が落ちていない状況に保っておくことが前提。小さな子供がいる家庭は床におもちゃが散らかりがちだが、寝る前にサッと片付けさえすれば、後は寝ている間にブラーバがきれいにしてくれる。家事項目がひとつ減るだけでも大いに時短となる。
家事も育児も仕事も……というママにとっては、使える時短術はフルに活用したいもの。簡単なゴミやホコリ取りから雑巾掛けまで一台で解決してくれる床拭きロボットで、労せずピカピカの床で快適な毎日を過ごしてほしい。
※記事中の価格は2016年6月現在のもの