第3世代のApple TVのビデオチャンネル数は80だったが、tvOS向けにはすでに1,300を超えるという。アプリ数は早くも6,000個に到達した。

新しいプラットフォームという点ではwatchOSと同じだが、登場から7カ月と短いためか、またはユーザーからのフィードバックが良好なのか、tvOSのアップデートは改良にとどまっている。ただし、Apple TVの将来の可能性が見え隠れするアップデートである。

強化点の1つであるSiriが映画のトピックの検索、YouTubeの検索が可能になるほか、ライブチャンネルに直接アクセスできる「Live tune-in」という機能をサポートする。たとえば「Watch CBS News」とSiriに頼むと、CBS Newsが見られる状態でアプリが起動する。また、ビデオチャンネル・アプリを初めて使用する際に求められるアクティベーションやTVサービスプロバイダーの情報入力を一括処理する「Single Sign-on」を用意した。一時AppleがライブTVチャンネルをパッケージにした有料サービスを用意しているという噂が飛び交ったが、そうした状況にはほど遠いものの、Apple TVでライブTVチャンネルを楽しめる環境が少しずつ整い始めている。

今はビデオチャンネル・アプリを初めて使用する時に、アプリごとにアクティベーションや情報入力を求められるが、「Single Sign-on」で一度だけで済むようになる

フランスでは100以上のライブTVチャンネルを提供するMolotov.tvがtvOSアプリを提供

暗い部屋で明るすぎないダークテーマを用意

Apple TV Remoteアプリを刷新、第4世代のApple TVに付属するリモコンと同じようにタッチナビゲーション、Siri、ゲームプレイを行えるようになる