発表会では、ハイゼット キャディーを事前に約1カ月間活用した企業・店舗5社が紹介され、それぞれその使用感について披露した。
それによると「乗用車のように運転しやすく、仕事が楽になった」(アート引越センター)、「スカートを着ることが多く、乗りやすい高さが重宝した」(ダスキン)、「3台の自転車が載る積載能力が魅力。自転車を載せると床が汚れやすいが、簡単に拭き取れた」(ドコモ・バイクシェア)、「商用車というと“白”のイメージが強いが、ピンクがお花屋さんのイメージにピッタリ」(花キューピッド)、「安全機能が充実しているので、安心してドライバーに配達を任せられた」(ほっともっと)と、上々の評判だった。
菊池桃子さん「女性やシニア層の活躍を広げてくれそう」
また、一億総活躍国民会議 民間議員でタレントの菊池桃子さんも登壇。「商用車というと男性のイメージが強いが、このクルマは“人”全体を考えて開発されたのが伝わってきます。女性やシニア層の活躍を広げてくれそうです。日本を元気にするクルマになってほしい」と語った。
同車は、大分県・中津工場で生産される。九州地方は4月に観測された2度の震度7の地震、そして今も治まらない余震により、甚大な被害を受けた。同車の生産が九州の復興の手助けになればと、前出の上田氏は語る。
さて、会場に着いた際、軽商用車の発表会にしては大規模だなと正直違和感を覚えたが、軽商用車の浮上、新たな就労ニーズへの対応、そして九州復興と、多くの期待がかけられたクルマということがわかった時点で納得できた。