白黒フィルムを思わせる滑らかな階調と引き締まった黒

LUMIX GX7 Mark IIの新機能としては「フォトスタイル」に追加された「L.モノクローム」に注目したい。豊かな階調再現と引き締まった黒が特徴のモノクロモードである。既存の「モノクローム」に比べて、陰影や質感を表現しやすく、より雰囲気のあるモノクロ表現が楽しめる。

自動的に設定を変えながら連写するブラケット機能も進化した。一般的な露出やWBのブラケットに加え、ピントや絞りのブラケットに新対応。ピントを前後に動かしつつ最大7枚をまとめて撮れる「フォーカスブラケット」は、ピント合わせがシビアな大口径レンズ使用時などに役立つだろう。

「モノクローム」で撮影

「L.モノクローム」で撮影

「モノクローム」で撮影

「L.モノクローム」で撮影

「L.モノクローム」の選択画面では、必要に応じてコントラストやシャープネス、ノイズ低減を微調整したり、調色効果やフィルター効果を設定したりできる

ブラケットの設定画面。ブラケットの種類を「露出/絞り/フォーカス/ホワイトバランス」の4つから選んだうえで、詳細設定から補正幅と枚数を選択できる