ファーウェイ・ジャパンは9日、Androidスマートフォン「HUAWEI P9」「HUAWEI P9 lite」、およびスマートウオッチ「HUAWEI WATCH Elegant& Jewel」を発表した。いずれの製品も6月17日より順次販売を開始する。都内で同日行われた記者説明会では、新製品が紹介されたほか、ファーウェイの販売戦略なども語られた。本稿で紹介しよう。
ライカレンズが特徴のHUAWEI P9
記者説明会の冒頭、ファーウェイ・ジャパン デバイス・プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏が登壇して挨拶した。ここで語られた内容は後述を参照のこと。その後、担当者から新製品の紹介が。HUAWEI P9は5.2インチのフルHD液晶を搭載するAndroid 6.0スマートフォン。ドイツの歴史あるカメラメーカー、ライカと共同開発したレンズ「LEICA SUMMARIT H」を2基搭載している。片方がRGBセンサー、もう片方が光を多く取り込めるモノクロセンサーになっており、このふたつを併せて使うと画質が鮮明になるほか、暗所や逆光での撮影にも効果を発揮するという。
このほか、レーザーフォーカスとデプスフォーカスを組み合わせたハイブリッドAF方式によりオートフォーカスを高速化。美しいボケを演出するワイドアパーチャ機能、雰囲気を出せるフィルムモード、マニュアル撮影できるプロモードなど、多彩なカメラ機能も搭載する。
カメラ以外にも、指紋を立体的に照合する3D指紋認証に対応。CPUにはオクタコアチップセット「HUAWEI Kirin955」(4×2.5GHz+4×1.8GHz)を採用するなど、ハイエンドな仕上がりになっている。USB端子はType-Cで、急速充電が可能。通信に関してはNTTドコモのネットワーク回線に対応、キャリアアグリゲーションにより下り最大262.5Mbpsの高速通信が利用できる。カラバリはミスティックシルバー、チタニウムグレー2色で展開する。