ベンチマーク結果「消費電力」
ベンチマークテストの最後は消費電力。ワットチェッカーを利用してシステム単位の消費電力を計測したのが次のグラフだ。IdleはOS起動後10分の最小値、Loadは3DMarkのFire Strike Ultraを実行した際の最大値をプロットしている。
GTX 1070のTDPは150W、GTX TITAN Xは250W。これまで見てきたとおり、両者のパフォーマンスは近いものがあるが、消費電力の差は大きく、Pascal世代の電力効率の良さが改めて浮き彫りになった。
まとめ - 性能は折り紙付きだが、国内価格がどうなるか
GeForce GTX 1070のベンチマーク結果をお届けしたが、GeForce GTX 1080譲りの高いパフォーマンス、電力効率は大きな魅力だ。前世代の最上位モデルと肩を並べるほどの性能が"x70番台"のモデルで実現できてしまう点は驚きだ。
気になる価格だが、GeForce GTX 1070では、いまのところFounders Editionが449ドル、カードベンダ版が379ドルの価格とされている。そのまま計算するとFounders Editionが50,000円程度、カードベンダ版が42,000円程度だが、GeForce GTX 1080と同じような値付けがされるのであれば、初値はFounders Editionが税別6万円、税込で6万円台半ばと予想される。
このところ、価格が急激に落ちている旧世代モデルや、発売が近いとされるカードベンダ版GeForce GTX 1080などの動向を踏まえつつ選択するといいだろう。