それではパソコンの画面を凝視して耳かきを始めましょう。まずは実際の画質からご覧ください!
【動画】今度は右の鼓膜を動画で撮影してみました。動画を見ると、ピントの合う距離が狭いのがよくわかります |
いかがでしょうか? 一般向けの内視鏡付き耳かきということで、正直それほど画質面で期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。耳かきの先端からカメラまでのピントの合う距離では、大きな耳かすどころか、耳の中の産毛すらしっかりと映し出しています。
耳かきとしての使い勝手もなかなか考えられていますね。本体先端のダイヤルを回すと、耳かき部分が回転するのですが、カメラ自体は固定されているんですね。というわけで耳の中を観察して、耳かすを発見したら取りやすい方向に耳かきを回転させて、耳かすに難なくアプローチできます。慣れは必要ですが、すぐ自在に操れるようになるでしょう。
さて、同梱品の「イヤスコープ用粘着式耳かき トルぴた」ですが、こちらもなかなか便利です。というのも本製品で耳かきしていると、細かなカスがポロリと落ちて取り切れないんですね。これら細かい耳かすでも粘着式耳かきであれば、なんなく吸着させて、取り除くことができます。
自前の「Surface Pro 4」に装着したまま常に携帯したいぐらい気に入った「イヤスコープwindowsMARKII」ですが、使いすぎにはくれぐれもご注意ください。
映像を見ながら、未踏の領域に耳かきの先端を進められる本製品ですが、あまり奥に入れてしまったら鼓膜を傷つける恐れもあります。また、そもそも耳かきを頻繁にするのは炎症などの原因になります。元を取ることを考えてしょっちゅう使うのではなく、どうしても取れない耳かすを除去するための必殺兵器ぐらいに考えておくのが、「イヤスコープwindowsMARKII」とのよい付き合い方だと思います。