――ゆり子の仕事は、大物政治家の番記者ですが、橋本さんも政治記者経験があるそうですね。
そうなんです。私も昔、政治家の番記者をしていて、その時の経験がこのドラマに生かされています。
――ゆり子が通う国会の記者クラブがとてもリアルに感じました。
私も通っていた国会内の記者クラブを再現しました。ドラマのために、スタッフと一緒にロケハンにも行きました。
――細部まで作り込まれていますが、特にこだわったところは?
共有の冷蔵庫ですね(笑)。社名と名前を書かないと取られるよっていう注意書きは本当の話で、冷蔵庫の中がパンパンなのも実際の状況をそのまま再現しました。
――ゆり子の仕事のデスクにもあり、自宅にも、思い出のシーンにも登場する"だるま"の存在感もすごいですね。
単純に、ゆり子の出身地・群馬は高崎だるまが有名なので、小さい頃からゆり子はだるまに囲まれて育ったという設定にしたんです(笑)。トラウマになった父親と愛人とのシーンにも、家を追い出されるシーンもダルマを登場させ、人生のシンボルにしています。
――だるまを使ってゆり子の感情表現もしていますね!
あれは監督の演出です。第4話だと、ゆり子が怒っている時にだるまも怒っていますが、第5話はすごくかわいいので、楽しみにしていてください!
(C)TBS