記者たちの「気持ちぃ~」の声がこだました製品発表会
5月10日には製品発表会も開催。冒頭、フジ医療器 代表取締役社長の木原定男氏が壇上に立ち、「フジ医療器の歴史はマッサージチェアの歴史であり、マッサージチェアの歴史はフジ医療器の歴史である」と、1954年に世界初マッサージチェアの量産化以来、マッサージチェアの進化を支えてきた自負を力説。
メイド・バイ・ジャパンにこだわる商品戦略や、マッサージチェアの市場動向や消費者ニーズを見据えた新製品の開発コンセプトなどを語り、「今後も疲労回復や心身をリフレッシュできるホスピタリティの高い製品を提供していく」と締めくくった。
市場はエントリーおよびミドルクラスに対して、マッサージ機能に妥協しないことを求めていると分析 |
20代以上の男女に日常的な疲れを調査すると、各年代で8割以上が疲れを感じており、特に20代と40代で「とても疲れている」の回答者の多いことが見て取れる |
フジ医療器 マッサージ機 企画担当グループ グループ長の大出健太郎氏は、各製品の特徴を解説。AS-780の脚つかみほぐしメカが高い独自性を持つこと、AS-680がコンパクトタイプの中では圧倒的なスペックを備えていることなどを力強く訴えた。
発表会の終了後、デモ機の体験時間が用意された。発表会に参加したメディアの人間が代わるがわる実機に座り、全身のマッサージを体験。そこかしこから気持ちよさを実感する声が聞かれた。
特にAS-780の脚つかみほぐしメカは、エアーマッサージと異なって脚のコリを効果的にもみほぐせるので、立ち仕事の人などはかなり魅力的に感じるだろう。量販店の店頭などでぜひ体験してほしい一台と言える。
大出氏が「従来機種ではミドルとエントリーの販売台数はほぼ同数となるが、今年のモデルはこの脚つかみほぐしメカが店頭で訴求しやすいこともあり、ミドルのほうがやや多くなるのではないか」と自信に満ちた表情で予想を述べたのが印象的だった。