臨海副都心Winglet公道走行実証実験運営協議会は、トヨタの立ち乗り二輪パーソナル移動支援ロボット「Winglet」を使用し、東京・お台場での公道走行実証実験を2016年3月にスタート。当初は関係者を対象とした試験走行だったが、関係者以外の一般利用者を対象とした実験参加が、ついに4月23日から開始された。
走行実証実験は2016年3月から約1年間行われ、一般利用者が対象の体験会は月に2日間ほど行われる予定だ。開催日や申し込み方法は、会場となるトヨタ自動車のショールーム兼テーマパーク「MEGA WEB」公式サイトで確認できる。
ちなみにWingletの公道走行実証実験は、総合特区となるつくば市や豊田市ですでに行われていたが、2015年7月に全国展開され、特区以外では日本初の適用となる。
実験参加には専用の「Winglet Pass」が必要
一般利用者がこの実証実験に参加するためには、いくつかの条件がある。
まず、今回の走行実験では「原動機付自転車」の白いナンバープレートが付いているため、原付免許以上を取得している必要がある。また、Wingletの制約から体重30~90kg、身長140~185cmに限定されているほか、「Winglet Pass」という専用免許も必要となる。
Winglet Passの取得はMEGA WEBにあるアトラクション「Winglet Challenge」でWingletを体験し、さらに「Winglet Tour」で操作のレベルチェックとMEGA WEB内の走行体験を行ったうえで、さらなるレベルチェックと筆記試験をパスしないと発行されない(年齢制限は16歳以上)。Winglet Passが発行されるとMEGA WEB内の自由走行が可能となるが、パス発行と自由走行は2016年4月時点で一時休止中となっている(再開予定あり)。