Thunderbird 45の修正点
修正点は、以下の通りである。
- 中国語、日本語あるいは韓国語で書かれたメッセージの送信時に余計な空白が本文に挿入される問題の修正
- メッセージ内の不可視HTML部分までスペルチェックが行われてしまう問題の修正
- 新規メッセージとして編集された下書きを保存する際に、元の下書きが上書きされてしまう問題の修正
- 編集、転送時に外部画像が表示されない問題の修正
- メッセージ返信時に書式設定前のブロックを正しく維持するように
- IMAPメッセージの解析中にクラッシュする場合がある問題の修正
- プレーンテキストエディタからのコピー&貼り付けで空白類(複数の空白文字、タブ、改行)が失われる問題の修正
- 下書きを開く際や、転送時、返信時、あるいは「新しいメッセージとして編集」を選択した際に、メッセージ編集画面に間違った文字エンコーディングが適用される問題の修正
- グループ化の並び替え順を変更できなかった問題を修正するとともに、任意の列グループ化を可能に
- メールボックスに保存される新着メッセージの順序が受信順と異なる問題の修正
- Box.comに添付ファイルをアップロードできない問題の修正
- OSのファイルフォルダから複数のファイルをドラッグ&ドロップで添付できない問題の修正
- 大勢の友達を抱えたユーザーがXMPへの接続に失敗する問題の修正
セキュリティに関する修正はなかった。約1年ぶりのメジャーアップデートであるが、機能を大きく変更するような新機能はなかった。バージョン17以降、基本的には新機能は搭載されないことになっている。とはいえ、進化を続けるインターネットに対し、この程度の新機能が追加されていくのは、当然ともいえるだろう。レンダリングエンジンもFirefox 45と同様に、Gecko 45を搭載し同等レベルとなった。
今回の新機能の多くは、使い勝手の向上を目指したものといえるだろう。修正点も多い。早めにアップデートしておきたい。