サードパーティの34社が、GoPro対応のアプリ、デバイス、マウントを披露
イベント会場では、34のサードパーティがブースを設け、それぞれのソリューションの説明やデモを披露していた。その一部をご紹介しよう。
BMW「M-Laptimer」アプリ
車のテレメトリー、速度、位置などのデータを記録して分析するBMWのM-Laptimerアプリが、2016年夏からGoProカメラをサポートする。たとえば、車外にマウントしたGoProカメラを、iDriveシステムで車内から操作できる(オン/オフ、角度の調整、録画の開始/停止など)。
Dual Electronics「Dual GPSレシーバー」
Dual Electronicsは、2016年の第3四半期に、GoProカメラ向けのDual GPSレシーバーを発売する予定だ。DualのGPSデバイスから、位置、加減速、揺れ、上昇下降、傾きなどを含む情報を、GoProカメラがリアルタイム受信できるようになる。録画中にビデオと同期されたデータは、ビデオ再生時のオンスクリーン表示が可能だ。
Timecode Systems「SyncBac PRO」
動画編集の時間軸になるタイムコードのハードウエア、およびソフトウエアのソリューションを開発するTimecode Systems。SyncBac PROは、HEROBusを通じてGoProカメラの背面に装着するモジュールで、GoProカメラをTimecode Systemsのプロダクションワークフローに組み込める。これによって屋外で使用する複数のGoProカメラや、スタジオで使用するカメラとも、タイムコードの生成、同期、共有を簡単かつ正確に行える。
Polar「V800」
スポーツ・フィットネス向けのウエアラブルデバイスを開発するPolarは、2016年後半、GPSマルチスポーツウオッチ「Polar V800」にGoPro対応機能を追加する。サイクリング時やランニング時に時計でトラッキングしたデータに、GoProカメラで撮影したビデオを重ねることで分析を深めたり、イベントの追体験が可能。
Fisher-Price
乳児や幼児にも安全なGoPro用のハウジングとマウントを開発している。ゆりかごの「Jumperoo」、ベビー用のプレイマット、ウォーカーなど、様々な遊具に付けられるデザインになっており、GoProカメラで子供の成長を記録できる。
BLOCK Risers「GoBLOCK」
スケートボードの高さを調節し、緩衝材にもなるライザーパッド。BLOCK Risersは単なるプレートではなく、鍵や紙幣といった小物、ツールを入れられるユニークなライザーパッドを販売している。ライザーパッドでGoProカメラを着脱できるようにデザインしたのがGoBlockだ。マウントがライザーパッドの一部になるデザインなので、すっきりとスケートボードの先にカメラを装着できる。
eCoach
野球やアメフトの練習をモバイルデバイスで撮影し、その場でビデオを見ながらパーソナルレッスン、フォームのチェックなどを行うコーチング・アプリ「eCoach」が、GoProカメラを使った撮影をサポート。eCoarchアプリとGoProカメラは、Wi-Fiで直結する。モバイルデバイスとカメラが別々になることで、より自由にカメラを設置でき、ビデオの確認もしやすくなる。
BearTek Solutions「BearTek Gloves」
BearTek Glovesは、スマートフォンのメディア再生をワイヤレス操作する機能を組み込んだ、スキー用やオートバイ用のグローブだ。グローブを付けたまま、スマートフォンに触れることなく、指先の簡単な動きで操作可能。新たに追加されるカメラ用のワイヤレス・モジュールを組み合わせると、グローブでGoProカメラをコントロールできる。スキーの撮影などで、頭に装着したGoProカメラの録画ボタンを誰かに押してもらう必要がなくなる。