共働き世帯、計画的に貯蓄していくためには?

月々の貯蓄、理想的なやりくり方法は?

子供がいないうちが貯蓄のチャンスです。できれば月収の20%を目標に貯蓄に回しましょう。可処分所得が40万円なら最低でも毎月8万円は貯金をする。ボーナスが出るならできるだけ貯蓄に回し、散財するのは避けたいものです。

共働きの割に貯蓄ができないという理由のひとつに、収入が多いことが出費を増やしてしまうというケースがあります。「忙しい」「疲れた」などの理由や「収入があるから大丈夫」という気持ちの余裕が重なって、外食やお総菜に頼って食費が高くなったり、出勤のために衣服代・化粧品代も膨らんでしまったり…。また、「働いているのだから休暇は楽しみたい!」と、余暇にお金を掛けることもあるのでは。決して悪いことではありませんが、継続しているうちに消費グセがつき、消費体質になることはよくあります。

共働き世帯は「住宅資金づくり」に励もう!

若い共働き夫婦が将来的にもDINKSのままでいるのか、子供を持つのかは各々ですが、子供の有無に関係なくマイホーム購入は誰もが考えることでしょう。住宅ローンの返済が始まると貯蓄に回せるお金が少なくなりますし、消費グセを続けると家計が厳しくなってしまいます。無理なくローンを返済できるよう、まずは「住宅資金づくり」の貯蓄に励みましょう。頭金は住宅価格の2割と諸費用を合わせて、住宅価格の3割の金額を目安にするといいです。

なお、子供ができた後も共働きを続ける夫婦の場合は、育児休暇などで一時的にでも収入がダウンしてしまいます。だからこそ、消費グセではなく節約グセ・貯金グセをつける努力をしていきたいですね。

※写真は本文と関係ありません

筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)
エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!