持ち物に保険…安全な海外旅行のために必要な準備をFPが解説

渡航先の安全情報や医療情報を確認し、じっくり検討を重ねて海外旅行保険に加入。「旅行準備の肝心なことは終えた! 」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、まだまだしておくべき準備は山積しています。

海外旅行に行く前の準備がしっかりしていれば、現地でパニックを起こすこともありません。海外旅行を安心・安全にするために、事前に準備しておきたい事項について確認してみましょう。

最悪でも行きの機内でチェックを

まず、海外旅行保険に加入した場合、その内容をきちんと確認しておきましょう。海外の医療費に備える「治療・救援費用」、携行品の盗難や破損に備える「携行品損害補償」、他人や他人の物に被害を与えて賠償責任を負った場合の「賠償責任補償」……。どんな場合に、どんな補償があるかを今一度チェックしておきます。

余裕を持って確認してほしいところですが、出発直前に慌てて加入する場合には、飛行機の中で保険証書と小冊子でしっかりチェックするようにしましょう。

キャッシュレスサービスがある保険に加入している場合は、キャッシュレスで診察可能な提携医療機関をチェックしておきます。提携先医療機関は保険証書と一緒に渡される小冊子に記載されています。

保険会社のアシスタンスサービスの連絡先も必ず控えておきましょう。どんなに冷静な人でも、事情の異なる海外でトラブルが発生すれば、少なからずパニック状態になるものです。そんなときに日本語で対応してもらえるのは、なにより安心できますね。