日常生活編

■家族や友人らにまで"被害"が及ぶ
・「親戚に会ったときすごく心配させて気を遣わせたあげく、ものすごく高価なパックを買わせてしまった」(32歳女性/その他/その他)
・「鼻水がずるずるすぎて、新生児だった子供の入浴するベビーバスに鼻水が落ちた……」(30歳女性/その他/その他)
・「友人の結婚式で、くしゃみばかりして周りに迷惑をかけた」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「先輩が連れて行ってくれたおしゃれな店で、くしゃみが止まらなくなった。目立ってしまい、そのせいで先輩にも嫌な思いをさせた」(24歳男性/電機/営業職)

■あれ、自分の顔が……
・「目が真っ赤で目やにが止まらない」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「目をかきむしって寝たら、翌朝別人のように目が腫れた」(46歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「鼻をかみすぎ、皮がむけてボロボロになった」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「顔が不細工になる」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「マスカラパンダ目」(47歳女性/学校・教育関連/専門職)

■結構やばかったのでは!?

・「夜に鼻づまりで寝られずに、窒息しそうになる」(50歳以上男性/医薬品・化粧品/技術職)
・「くしゃみのしすぎで鼓膜が破れた」(29歳男性/建設・土木/事務系専門職)
・「花粉症と喘息発作の併発」(39歳女性/運輸・倉庫/技術職)
・「くしゃみが連続で出まくって呼吸困難になり、やっとくしゃみが終わった後に過呼吸になって倒れた」(28歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「目をかきすぎて円錐角膜になった」(24歳男性/電機/技術職)
・「くしゃみが続いて舌を思いっきりかんでしまった」(46歳女性/その他/その他)

■その他
・「米国に行ったとき、春ではないのに、原因不明の花粉症が始まり、薬も持っていなかったので、ひどい目に遭った」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「電車で盛大にくしゃみをして、鼻水も盛大に出たところを見られてしまった」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「高級レストランにいったが、味がまったくわからなかった」(48歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「薬の副作用か、眠いまま意味不明な書きかけメールを送信してしまった」(26歳女性/情報・IT/技術職)

■総評

恋愛にまつわる花粉症の悲惨エピソード全体をみると、男女比率がほぼ半々という結果になった。300名のうちで女性は184名を占めるが、その中の42名が「化粧ができない」点を花粉症によって困ることにあげている。このことが示すように、デート時のメークトラブルについてコメントする女性も少なくなかった。

仕事や学業にまつわる花粉症の悲惨エピソードでは、試験関連のものが多いという結果になった。具体的には、鼻水が止まらなくて全くテスト問題に集中できなかったというものや、ティッシュの残り具合の方が気になってしまうといったものだった。学期テストならまだしも、第一志望大学の入試時にアレルギー症状が出てしまっていたら、たまったものではないだろう。

日常やプライベートにまつわる花粉症の悲惨エピソードでは「鼓膜が破れた」「舌を思いっきりかんでしまった」など、花粉症の症状のせいで+αのけがを負ってしまったという内容が多かった。中には、「車を運転中にクシャミが止まらなくなり、事故を起こしそうになった」(44歳男性/情報・IT/技術職)のように、あわや大惨事というものもあった。

対症療法がメインとなる花粉症だが、近年は根本的解決を目指す「舌下免疫療法」にも注目が集まっている。この療法では、アレルゲンを毎日、自分の手で体内に入れ続けないといけない。根気はいるが、症状が緩和できたという臨床試験例も報告されている。悩んでいる人は、最寄りの医療機関を訪れてみよう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2015年11月5日~11月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性116名 女性184名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート