いざ実食。今回は春雨を使用した「塩麹根菜スープうどん」とうどんを使用した「ベジスープうどん」をいただいた。
まずは「塩麹根菜スープうどん」から。中央に盛られたゆずがふんわり香り、食欲をそそる。ややとろみのあるスープをすすると、あっさりした味わいが口いっぱいに広がる。うまい……そしてやさしい……。薄味好みの自分にちょうどよいテイストで、飽きることなくいくらでも飲めそうだ。
続いて春雨をズルズルズル。意外とコシがあって、思った以上の食べ応えがある。スープのとろみも相まって、1杯食べただけで結構な満腹感を味わえた。野菜もかぶににんじん、れんこんがゴロゴロ入っており、水菜のシャキシャキした食感もいい。
「塩麹を使用した野菜のやさしいスープに少しとろみをつけて、麺にからむようにしました。そこに根菜をたっぷり使用することで、『体にも優しい』ことを表現しました」と開発担当のグループ商品本部・斎藤三千子さん。その言葉通り、滋味あふれる1杯を満喫できた。
アスタキサンチンを生かすための試行錯誤
お次は「ベジスープうどん」にトライ。赤いラー油らしきものがはっきりと見え、結構ピリ辛なイメージだが……んんっ! ベースは中華系ながらさっぱりしていて全く辛くない!! 実はこの赤色、白髪ねぎとあえられたアスタキサンチン配合のオイルによるものだという。
「熱に弱い」というアスタキサンチンをいかにしてメニューに取り入れるか試行錯誤した結果、配合オイルとねぎを絡めるという形に落ち着いたとのこと。白髪ねぎを食べてみると、違和感は全くない。アスタキサンチン自体に何かクセや臭いはあるわけではないので、安心して食べてもらいたい。
具材もパプリカにヤングコーン、さつまいも、オクラ、いんげん、蒸し鶏などとにかく種類が豊富。ボリュームも栄養面も個人的には満点に近い。ただ、アスタキサンチンの色素が知らないうちに口周りに付着していたため、食後の紙ナプキンはマストだろう。
4月には「糖質0gの麺」も登場
同社は今後、4月14日に「からだにやさしいはなまる、始まる。」の第2弾として「食べる美容 8品目入りサラダ麺」(580円: 20食限定)を発売予定。こちらもアスタキサンチンを使用するほか、糖質0gの麺も用いるなど、さらに美容・健康面に特化させるという。
同社によると、現在のはなまるうどん全店舗における女性利用者は約3割とのこと。だが、これらの美容訴求メニューが浸透してくれば、「女子力アップ」を期待して同店を訪れる女性が増えるかもしれない。3月発売の2品は、期間も提供数量も限定されているため、試してみたい人は急いで店舗へ足を運んでほしい。
※価格はすべて税込