今回試用したのは、Fristaの最上位機種で、CPUに第6世代(Skylake世代)のインテルCore i7-6500U(2.50GHz/TB時最大3.10GHz)を採用したモデル。グラフィックスはCPU内蔵のインテルHDグラフィックス520で、メモリは8GB、ストレージは1TBのHDD(Serial ATA、5400回転/分)を搭載している。いったい、どのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか?
WinSAT.exe
そこでまず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を試してみたところ、次のような結果になった。
プロセッサ | 7.5 |
---|---|
メモリ | 7.5 |
グラフィックス | 5.1 |
ゲーム用グラフィックス | - |
ハードディスク | 5.9 |
スコアを見てわかるように、プロセッサとメモリのパフォーマンスがかなり良い。第5世代のCore i7-5500U(2.40GHz)を搭載した前モデルに比べても若干ではあるがスコアが伸びており、プロセッサが新しくなった分、パフォーマンスも向上していると言えそうだ。
PCMARK 8
そこで、PCの総合的な性能をチェックするため、PCMARK 8 Basic Editionを実行してみたところ、次の結果になった。
HOME Score | 3104 |
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Test duration | 40min 30s |
Web Browsing - JunglePin | 0.32784s |
Web Browsing - Amazonia | 0.13423s |
Writing | 5.68423s |
Casual Gaming | 25.90fps |
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 29.99fps |
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 66.00000ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 0.23284s |
結果を見ると、総合スコアが3000を超えており、かなり高いパフォーマンスであることがわかる。本機のCore i7-6500Uは、省電力なノートパソコンなどに採用されることの多いUシリーズのプロセッサであるが、Webや写真編集などの日常的な作業ならほとんどストレスを感じることなく使用できるはずだ。
3DMARK
続いて3DMARKも試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が720、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が3370、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が5671、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が53228となった。CPU内蔵のグラフィックスということもあってそれほど高いスコアではないが、GPU負荷が低めのゲームならそこそこ快適に楽しめそうだ。
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
ゲーム系のベンチマークテストも実施してみた。まず、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは次の結果になった。
■「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」ベンチマーク結果 | ||
グラフィック設定 | 1,280×720ドット | 1,920×1,080ドット |
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低品質 | 7597(とても快適) | 4221(普通) |
標準品質 | 6683(快適) | 3559(普通) |
最高品質 | 5458(快適) | 2713(やや重い) |
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター
「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」では次の通りになった。
■「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果 | |||
解像度/品質 | 1,280×720ドット | 1,920×1,080ドット | |
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標準品質(ノートPC) | 4658(快適) | 2324(普通) | |
高品質(ノートPC) | 2690(やや快適) | 1342(設定変更が必要) | |
最高品質 | 1989(設定変更を推奨) | 1052(設定変更が必要) |
結果を見ると、1,280×720ドットの解像度ならある程度品質が高くても快適にプレイを楽しめそうだ。本機のコンセプトや主な利用シーンを考えれば十分な性能と言えるだろう。
CrystalDiskMark
次に、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。HDDなのでSSDに比べればどうしても見劣りしてしまうが、シーケンシャルリードが100MB/s超とそれなりに高速で実用上は問題ない。ストレージ容量が1TBと大きく、ハイレゾ音源などもガシガシ保存できるのはうれしいポイントだ。
BBench
ちなみに、バッテリ駆動時間は、カタログ値で約3.5時間となっている。そこで、バッテリベンチマークソフト「BBench」を使ってどのくらい電池が持つのかを計測してみた。なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている。
その結果、ディスプレイの明るさを25%に設定した場合は4時間45分の駆動が可能だった。本機の場合、バッテリを使用するのは室内移動時がメインで、通常は電源につないで使うことが多いはず。部屋でこれだけ持てば十分と言えるだろう。