NECパーソナルコンピュータから、フリースタイルPC「LAVIE Hybrid Frista」の新モデルが2月末に発売した。本体デザインがリニューアルされて省スペース性が増したほか、Skylake世代のCoreプロセッサを搭載してパフォーマンスが向上しており、よりスマートで使いやすいPCに生まれ変わっている。
今回は、その最上位モデルを試すことができたので、従来からの変更点を中心に製品の特徴や使い勝手を紹介していこう。
■主な仕様 [製品名] LAVIE Hybrid Frista HF750/DAB [CPU] Intel Core i7-6500U(2.50GHz) [メモリ] 8GB [ストレージ] 1TB HDD [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ [カードスロット] SDXC対応カードスロット [ディスプレイ] 15.6型ワイド(1,920×1,080ドット) [OS] Windows 10 Home 64bit [店頭価格] 税込230,000円前後
デザイン一新、さらなる省スペースPCに
NECの「LAVIE Hybrid Frista」シリーズ(以下、Frista)は、フルHDの15.6型ワイドIPS液晶ディスプレイを搭載した一体型PCだ。
本体に折りたたみ式のスタンドとリチウムイオンバッテリを搭載しており、スタンドを出せば液晶一体型のデスクトップPCのように、スタンドを折りたためばちょっと大きめのタブレットのように使用することができる。スタンド使用時でもフットプリントがノートPCより小さく、狭い机の上にも気軽に置いて使えるのが特徴だ。
従来モデルはスタンド部にプロセッサやストレージ、光学ドライブなどが搭載されていたが、今回の新モデルではそれが液晶ディスプレイ背面に移った。また、付属するワイヤレスキーボードの格納場所も、従来のスタンド下部から液晶ディスプレイ背面の収納ポケットに変更されている。
この変更でスタンド部の厚みや奥行きが狭まり、ディスプレイ最小傾斜時の奥行きが従来の160mmから145mmへと15mm短くなった。電源ポートの位置も側面に変更され、壁際に密着して置けるようになったため、これまで以上に狭い場所にも設置しやすくなっている。
Skylake世代プロセッサを搭載
筐体のデザインだけでなく基本機能も強化されており、CPUはSkylake世代のインテルCoreプロセッサに(エントリーモデルはCeleron)、バッテリ駆動時間も従来の約2時間(エントリーモデルは2.3時間)から約3.5時間(同4.2時間)にアップした。また本体とワイヤレスマウスの両方にNFCが搭載され、タッチのみでペアリングできるなど、使い勝手も向上している。
本体に装備する外部インタフェースは従来から大きく変わらず、USB 3.0×2、LAN、HDMI出力端子、ヘッドフォンマイクジャック、SDメモリーカードスロットなど。内蔵ステレオスピーカーは、従来の1.5W+1.5Wから2W+2Wへ出力レベルがアップした。もちろん、最近のトレンドであるハイレゾ再生にも対応している。