4個の布陣でより完全に
先ほど紹介した3色団子フォーメーションは筆者をダメにするのに十分すぎる心地よさを誇っていたが、敏感な人ならまだカバーされていない足元のあたりに物足りなさを感じるかもしれない。特に冬場のフローリングは冷たいので、はだしで過ごしていると寒くてダメになるどころではないだろう。
しかしそんな悩みも、たった980円の追加投資で完全に解決する。Sサイズのクッションをかかとに置けば、もはやたったの1歩もその場から動けなくなることうけあいだ。
とはいえ、クッションの上で動けなくなったところで何の問題があろう。文庫本の一冊でも用意していれば、この至福の時間を有意義に楽しめる。人としてダメになりつつも一定の知性を保っていたいというワガママな人は、お気に入りの本と共にこのひとときを楽しむのがオススメだ。
あくまで筆者の場合だが、3ページくらい読んだあたりで腕が疲れてうつぶせに移行し、そのあと5分で寝落ちした。
新たな刺客・レイジーピロー
次は関連商品を紹介したい。「LazyPillow(レイジーピロー)」(864円)は、同クッションと同素材・同カラー展開のU字型枕だ。首を包むように装着してボタンを留めれば、いついかなる時も後頭部と首周りが至福の感触に包まれる。壁に背中を預けるだけで、まるでフワフワのベッドに寝ているような感覚を(首から上は)味わえるのだ。
バスや飛行機での長距離移動時などに重宝しそうな一品であるが、これ単体でダメになるのは難しいかもしれない。しかし「レイジークッション」と組み合わせれば、座った姿勢のままダメになることが可能である。
信じられない人は、壁に沿ってLサイズのクッションをL字型に2個配置し、ピローを装着して壁にもたれかかってみてほしい。"レイジー"シリーズの持つ無限の可能性を垣間見ることができるだろう。
複数買いがオススメ
今回は"人をダメにするクッション"こと「レイジークッション」および「レイジーピロー」の活用法について紹介したが、その真価を味わいたいならLサイズ2個は買っておいた方がいい、というのが筆者の感想だ。
もちろん、1個でも十分に気持ちいいし、絵面が不気味すぎるので写真は載せなかったが、両腕にかかえてぎゅうっと抱きしめるだけでもかなり癒やされる。ソファやベッドにSサイズのクッションがひとつあるだけでも、だいぶ快適さは上昇するだろう。
しかし、「これを機会にダメになってみたい」という人には断然、複数買いをオススメする。買いすぎて置き場に困らないよう注意は必要だ。
※価格は全て税込