Xperia Eye/Xperia Projector/Xperia Agent
コンセプトモデルとして発表されたのがXperia Eye、Xperia Projector、Xperia Agentの3製品。
Xperia Eyeは、首から提げたり、服に装着したりして自動で撮影するデジタルカメラ。ソニーのカメラ技術が活かされており、半球型のレンズを備え、正面の全体を撮影できる。2,100万画素のExmor RS for Mobileセンサーを搭載し、4K動画の撮影も可能。笑顔認識や声の状況でシーンを認識して自動撮影する、インテリジェントなシャッターを備えるそうだ。
Xperia Projectorは、短焦点のプロジェクターで、壁際に置いて投写したり、デスクにおいて投写したりできる。タッチした場所を認識するので、タッチスクリーンのように操作もできるとのこと。同社にはLife Space UXシリーズの中に超短焦点のプロジェクターがラインナップされているが、技術としては同様ながらアプローチが違うという。
Xperia Agentは、音声認識によって人の呼びかけに応えて機能を実行する自律型のエージェント端末。カメラを内蔵し、プロジェクターによって情報を表示したり、コンテンツを再生したりといったことができる。使う人の好みを学習して、その人に適した情報を提供することで、よりパーソナライズされた、インテリジェントな製品だとしている。
この3機種はいずれもコンセプトモデルのため、現時点では発売など、すべて未定となっている。
プレスカンファレンスの冒頭に登壇したソニーの平井一夫社長は、スマートフォンがほかのどのデバイスよりも人間に近いタッチポイントの1つであると説明。スマートフォンはソニーにとって「とても重要」として、「Xperia製品を提供し続けることにフォーカスしている」と強調。今後もXperiaで「Kando(感動)」を届けたいと述べた。
また、十時社長は、マシンラーニング、センシング、ナチュラルユーザーインタフェースなどの研究を通して新しい技術の開発を進めており、Xperiaシリーズに「インテリジェント」を追加することで、「究極のパーソナルアシスタントにしたい」と意気込む。Xperiaブランドの周辺機器の投入で、「新しいコミニュケーション体験を提供し、日々の生活をより快適にしたい」と話した。