顔の場所によってクレンジング剤を使い分けるのも手だと服部医師は解説する。

「日本人女性は保湿神話が強く、『肌がつっぱる=悪』みたいな考えがあります。人によっては、ほほなどの比較的目立ちにくい毛穴に対してはミルクやジェルにして、Tゾーンなどの毛穴が皮脂過剰で目立つようでしたら、そこだけはオイルなどの油分になじみがいい物に変えるなどもしていいのではないでしょうか」。

また、糖分や脂肪分、アルコールの過剰摂取は皮脂腺の働きを活発にするため、「バランスよい食事」や「紫外線対策」もホームケアの延長として取り入れるとよい。

女性は日々のメイク落としをしっかりと

外回りが多い営業女性などは、毎日不特定多数の人と顔を合わせることになる。そんなときに毛穴の開きや黒ずみが目立ったとしたら、相手に好印象を持ってもらえる可能性が高まるとは言いがたい。日ごろから人と会う仕事をしているならば、まずは日々の丁寧な洗顔を心がけるようにしよう。

※写真と本文は関係ありません

記事監修: 服部英子(はっとり ひでこ)
東京女子医科大学卒業。皮膚科専門医。日本皮膚科学会、日本レーザー学会、日本臨床皮膚科学会、日本アレルギー学会に所属。大学卒業後に東京女子医科大学病院やJR東京総合病院の皮膚科に勤務した後、2005年より南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長を務める。