仕事ノートの使い方

■必ずタイトルと日付を記入する
ノートを書く際は必ずページの上部にタイトルを書きましょう。堅苦しく考えずにとりあえずのタイトルでかまいません。そのページに大体何が書いてあるのかがわかればそれでOKです。また、日付も後からノートの該当箇所を検索するための唯一の手段となりますので忘れずに。日付スタンプを席においておくと手軽に日付が残せますので便利です。

■1ページ1テーマが基本
後から情報を整理しやすくするために1ページ1テーマ以上書かないというルールにしましょう。時には1ページにわずか一行のコメントを書いて終わってしまうようなページも出てきますが、仕事ノートではそれでもOK。後から検索しやすくするためにもたくさんの情報を1ページに詰め込み過ぎないようにしましょう。もちろん1テーマが2ページ、3ページと複数にまたがるのはOKです。

■仕事ノートは2ページ目から使う
仕事ノートを使いはじめるときに最初の1ページ目から使っていませんか? 1ページ目はあとから『目次のページ』になりますので空けておいて、2ページ目から使いましょう。

仕事ノートは2ページ目から使う

仕事ノートは書き進めるうちに何度も読み返すような重要なページが自然と表れます。その時は1ページ目の余白部分に日付とタイトルを記入するとダイレクトにそのページに辿り着くことができます。

1ページ目の余白部分に日付とタイトルを記入する

■アイデアは裏から書き留める
突如アイデアの神様が舞い降りた! そんな貴重なアイデアは他の情報に紛れさせずに「特別な場所」に書きましょう。特別な場所、それはノートの後ろ側です。ノートを裏に返して上下逆さまにすると表と同じように使うことができます。

せっかくの貴重な情報を他の情報と同じように記入するといつの間にか紛れてしまい後から探すことが困難になります。大切なアイデアやいつか実現したい企画、また新たな課題などが浮かんだ時はノートをくるっと裏返して後ろから書いていきましょう。

アイデアは裏から書き留める

■ボールペンは3色使おう
ノートに何かを書くときには「得られた情報」と「自分の考え」を色分けして残しましょう。そうすると、後から振り返る時に「客観的事実」と「主観」があらかじめ整理されて残っているのでとてもわかりやすくなります。

私がおすすめするのは

・普段使いの色=青(もしくは黒)
・重要なこと=赤
・自分の考え、関心があること=緑

です。

ビジネスでは自分の考えや気付きが仕事に付加価値を生みます。ノートに普段使いの青や赤ばかりが残っていると、自分の考えを残せていないことがよくわかりますので仕事の調子のバロメーターにもなります。

■いろいろ貼る
書き込むだけが仕事ノートではありません。付箋に書いたメモや資料のグラフなど必要な情報は縮小コピーを取ってノートに貼り付けましょう。最近はテープのりを使えば手軽に、そしてキレイにノートに貼ることが可能です。セロファンのテープは経年変化で劣化するのでテープのりか、劣化しにくいメンディングテープを使いましょう。

※持ち出してはいけない情報は貼り付けないなど情報の取り扱いには注意しましょう。

いろいろ貼る

いかがでしょうか? あくまで私が社会人生活を通して培ってきた仕事ノートの作り方です。何か一つでもお役に立てるポイントがあれば嬉しく思います。

最後に

文房具の魅力を紹介するウェブマガジン『毎日、文房具。』の編集長としてマイナビニュースの読者の皆様に記事をお届けするのは今回が最後となりました。「文房具を通してみなさんのキャリアを陰ながら応援したい」という想いで記事を書き続けてきました。今まで未熟な文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。本当に感謝しております。

最終回は読者の皆様がおそらく毎日使っておられる『ノート』に照準を当てて記事を書かせていただきました。またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。私もいちビジネスパーソンとして皆様に負けないように精進します!! もちろん文房具とともに! ありがとうございました! (高橋)

『毎日、文房具。』副編集長の福島です。マイナビニュースでは、記事を通してみなさんのビジネスシーンに快適さとほんの少しの癒やしをお届けできればと思い、毎回さまざまな文房具をご紹介してきました。読者のみなさんのお役に立てた記事がひとつでもあれば嬉しいです。これまで本当にありがとうございました! (福島)

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たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。