タバコ休憩「不必要」派
■タバコだけはズルい
・「ずるいと思う」(29歳女性/食品・飲料/技術職)
・「タバコを吸う人だけの特権になっている」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「タバコを吸わない人は休憩できないから」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「タバコだけはおかしい」(50歳以上女性/商社・卸/事務系専門職)
・「ほかの休憩は認められていないから」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「みんなが利用するものではないから」(29歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「吸わない人との不平等が生じる」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)
■嫌煙家たちの苦言
・「タバコが嫌いなので」(28歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「戻った人臭い」(35歳女性/医療・福祉/専門職)
・「不健康だから」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)
・「喫煙は百害あって一利なし」(34歳女性/医療・福祉/専門職)
・「昼休みに吸えばいいと思うから」(28歳男性/情報・IT/技術職)
・「我慢すればいい」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「吸わなければいいのに」(40歳女性/学校・教育関連/その他)
・「そもそも喫煙者を雇わないでほしい」(37歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)
■給料に差をつけろ!
・「仕事をその時間はしていないので」(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「堂々と休んでるのに給与が発生していると思うと腹がたつ」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「吸わない人はその間働き続けているので、休んだ人にはその分の賃金を減らすべき」(39歳女性/運輸・倉庫/技術職)
・「上司がヘビースモーカーで必要以上に休憩を取り仕事が遅れ、そのリカバリーを一緒にさせられるのでタバコ休憩は他人にも迷惑をかける」(26歳男性/その他/その他)
■度が過ぎる
・「しょっちゅうタバコ休憩に行っている人がいるから」(32歳女性/不動産/専門職)
・「30分に一度休憩とか仕事していない輩が多いから」(44歳男性/情報・IT/技術職)
・「頻繁にありすぎるので」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「さぼっているようにしか見えないから」(33歳男性/小売店/事務系専門職)
・「嗜好品を会社で時間を使って嗜むのはサボリにしか感じない」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「お茶休憩にタバコ休憩まですると、やすみすぎだから」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
■コミュニケーションって……??
・「タバコをすうだけでなく、喫煙所でおしゃべりをする等、かなりムダな時間を過ごしているだけだと思うから」(24歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「煙草部屋に行く人は雑談なのかやたら席を外す時間が長く腹立たしいから」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「なかなか戻ってこないから」(33歳女性/情報・IT/技術職)
・「長い」(25歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■タバコ休憩をすることで
・「効率が悪いから」(31歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「時間の無駄だと思うから」(26歳女性/その他/秘書・アシスタント職)
その他派
■同等の権利を!!
・「吸わないことでイライラされたらたまらないので、息抜きレベルで行くのはいいと思う……でもその分仕事をする時間が短くなっている自覚は持つべきで、同時に、非喫煙者にも同じような休憩時間を容認してほしいのが正直なところ」(27歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「タバコを吸うのは仕方ないと思うが、余分に休んでいるのは腹が立つ: 非喫煙者も同等の休憩所を作ればOK」(50歳以上男性/電機/技術職)
■頻繁・長時間は困るけど……
・「頻繁にいなくなられると困るし、本当に仕事をしているのかを疑いたくなるが、数時間に一回程度ならいい気晴らしになると思うから: 多過ぎるのは考え物だが、一応必要かも」(31歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「休憩により仕事がうまくいくならいいが、何本も何本も吸って帰ってくる人はやめてほしい: 仕方ないと思うがあまり長時間はやめてほしい」(41歳女性/情報・IT/技術職)
・「度が過ぎなければいいと思うけど吸わない人のことを思わない行動は許せない」(34歳女性/その他/その他)
■その他
・「社内全体の調和: 社内既定休憩時間内」(50歳以上男性/機械・精密機器/技術職)
・「結果さえ出せば、何をしようと勝手では?: 勝手にやれば」(34歳男性/情報・IT/技術職)
■総評
仕事中のタバコ休憩、「必要」と答えた人は31.3%、「必要ない」が63.7%、「その他」が5%と、愛煙家にとってはなかなか厳しい結果となった。
仕事中のタバコ休憩が「必要」という回答では、「吸う人にとっては必要だと思う」「リフレッシュは大事」「その人その人の気分転換だから」など、喫煙者の気持ちを汲んであげるやさしい声が並んだ。また、「その方が効率が上がる」という意見も多く、喫煙者にとっても「タバコ休憩は良い仕事をするために必要」という認識があるようだ。
もうひとつ、タバコ休憩を容認する意見として、「吸わない人も、コーヒーを飲んだり雑談している」「トイレでスマホなどいじっているのと同じ」など、取り立ててタバコ休憩だけ言うのはおかしいという寛容な声もあった。タバコ休憩だけが目立ってしまうのは、「分煙化したことの弊害かも」という分析もあったが、一理ありそうだ。
タバコ休憩を「不必要」とする過半数の人たちは、「自分は吸わないから必要ない」「喫煙者だけ休憩するのはズルい」「不公平」「その分賃金を減らすべき」とかなり語気も荒かった。嫌煙家も多いようで、タバコ自体「嫌い」「吸わなければいい」「公害」など、喫煙者にとっては肩身が狭くなるような言葉が並んだ。「休んだ分給料に差をつけろ」「喫煙者は雇わなければいい」なんて、かなり過激な発言も……。
「不必要」とする意見の中で、目立っていたのは「長すぎる」「30分に1度など頻繁すぎる」など、すぐにタバコ休憩に立つ人への苦言だった。喫煙者にとっては、灰皿の周りで雑談する「タバコミュニケーション」が大事だという声が根強いが、外から見ると「喫煙所でおしゃべりをしてなかなか戻ってこない」とイライラする部分もあるようだ。「タバコ休憩で仕事の効率があがる」という意見にも、タバコ休憩で離席していること自体が「非効率」という反論があり、この辺の議論は延々と平行線なのもしれない。いずれにせよ、喫煙者も、常識的な範囲での休憩を心がけるべきだろう。
賛成意見と反対意見、どちらにも「喫煙者にタバコ休憩があるなら、吸わない人も同様の休憩時間が欲しい」という声が非常に多かった。もしもあったら嬉しい○○休憩、考えてみたら楽しいかもしれない?!
調査時期: 2015年11月20日~11月22日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性131名 女性169名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート