格安SIMでどれくらい安くなる?

大手キャリアSIMから格安SIMに乗り換えてみるとどれほど月額料金が変わるのか、実際に料金を比較してみましょう。

仮に「音声通話あり・月間データ通信量 5GB」という条件で、利用期間5年未満のdocomoから電話番号を変えずにDMM mobileに乗り換える場合を考えます。

まず、docomoの月額料金は「カケホーダイ」+「データMパック」(5GB)で8,640円。一方、DMM mobileの月額料金は通話料(30秒ごとに20円)を別にすると、音声通話あり、データ通信量5GBで1,970円。1月あたり6,670円の差額が生じることになります。

ただ、このように乗り換える場合忘れてはいけないのが解約料やMNP転出料。docomoから乗り換える場合、更新月以外の解約では9,500円の解約料がかかり、MNP転出には2,000円かかります。またDMM mobileに乗り換える場合、初期費用として3,000円が別途必要になり、これらを合わせるとトータルで1万4,500円かかることになります。

とはいえ、この一時的な費用もこの乗り換えプランの場合3カ月の利用で元が取れるので、あまり電話で通話をしない、動画はあまりみないなど格安SIMが自分に合っている場合は、解約料を支払っても早く乗り換えるほうが得といえるでしょう。

格安SIMの乗り換え例

以上、簡単に格安SIMの仕組みやメリット・デメリットなどをまとめてみました。「携帯料金のプランを見直してみても、これ以上安くするのは無理だよね……」と諦めてしまっている人は、格安SIMを検討してみてはいかがでしょうか。

株式会社回遊舎
"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。