飯窪さん「3冊目と4冊目はちょっと変わり種の家計簿をご紹介します。変わり種といってももちろん使いやすいものをピックアップしました」
かわいいだけじゃない! 「ミッフィー家計簿付き手帳」
飯窪さん「3冊目はミッフィー家計簿付き手帳です。かわいいだけでなく、レシートなどを入れられるシッパー付きポケットの携帯しやすいA6サイズ」
飯窪さん「手帳と家計簿の必要機能をしっかり押さえていて、しかも色の違う見出し付きで見返しやすい。移動中などのスキマ時間にちょこちょこ書き進められるので忙しいワーキングママにとってもおすすめです」
記入・計算は一切不要!? 「新 レシート貼るだけ家計簿」
飯窪さん「4冊目は「新 レシート貼るだけ家計簿」。そもそも書くことや計算することが面倒、という方にオススメです」
主婦の友社の本「レシート保管ポケット付き 新 レシート貼るだけ家計簿」 |
飯窪さん「メモリに合わせて、レシートを貼っていくだけで、貼り付けた長さが棒グラフになる視覚的な家計簿です。計算はシートにおまかせで計算機も不要。何にいくら使ったかが一目瞭然で、面白いから三日坊主にならないので初心者さんにもオススメです」
家計簿のコツは「思い出の記録」にあり!?
――ありがとうございました。では、最後に家計簿をつけるコツを教えてください
飯窪さん「まずは『いくら残るかな……』と計算することを気にするよりも、記録だけするつもりで取り組んでみましょう。お金を使うシーンは日々の生活の他に、プレゼントや友人との楽しいおしゃべりなど思い出と結びついているものもあります。思い出を記録することで、自分にとって『うれしかった思い出や楽しかった思い出』と『あまりうれしくない思い出』が出てきますから、ここから無駄遣いが少しずつ見える形で消えていきます。この段階から収支計算を始めると数字に見えるのが面白くなってきます。最初から完璧ではなく、単に書くことから始めて、書くものが減ったら計算を始めて、計算が面白くなったら計画を立てる。この3ステップで家計簿での管理自体が無理なく続けていけるようになります」
ファイナンシャルプランナーの飯窪さんに、これから家計簿をつけることを習慣にしようと考えている方向けにチョイスしていただきました。2016年は心機一転、使いやすい家計簿で家計管理を始めてみてはいかがでしょうか?
【今回紹介した家計簿】
高橋書店「No.28 一ヵ月の収支かひと目でわかる家計簿」
オレンジページ「おこづかい帳感覚でつけられるシンプル家計ノート2016」
クツワ「ミッフィー家計簿付き手帳」
主婦の友社の本「レシート保管ポケット付き 新 レシート貼るだけ家計簿」
【お話を聞いた方】
飯窪直美さん「育成系FPのみどりとお金の育て方」
たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。