メガネスーパーは15日、都内で第2四半期決算を発表した。本稿では、今後の展開として語られた「スマホ老眼」に関する取り組みと、メガネスーパー版「ウェアラブル端末」の概要について紹介していく。

メガネスーパーは15日、都内で第2四半期(5月1日~10月31日)決算発表会を開催。その中で、メガネスーパー版 ウェアラブル端末を12月末にリリースすると発表した

若い人に増えるスマホ老眼

決算発表会には、同社の代表取締役社長である星崎尚彦氏が登壇した。スマホの普及により、眼の酷使で発生する「スマホ老眼」の症状を訴える若い人が増えているという。「メガネスーパーでは早くからその対策に着手してきた」と星崎社長。今年メディアに大きく取り上げられたのを機会に、同社では新たな検査メニューを設けた。

メガネスーパーの星崎尚彦社長。スマホの使いすぎによる眼精疲労が原因で起こる「スマホ老眼」はキーワードとなった

メガネスーパーでは、詳しい検査が行えるメニューを世代別に提供する。15歳~35歳には「スマホ老眼検査」を用意。輻輳(ふくそう)量検査、ビジョントレーニング(眼位ストレッチ)などが受けられる。この世代別検査では、全5世代に「共通検査(トータルアイ検査)」「世代別検査」「共通検査(プレミアムパック検査)」(各500円から)を用意している。

5世代、3段階のメニューで展開する、メガネスーパーの世代別検査(左)。トータルアイ検査では眼位検査、視野角検査、色覚検査が受けられる(右)

星崎社長は「スマホ老眼は、若い人にも起こる疑似老化現象。例えば落ち葉が綺麗に見えず、食べ物が美味しそうに見えなくなる。でも自分では気が付かないケースも多い」と、その危険性について言及する。メガネスーパーでは今後、”アイケア施策”にさらに注力していく方針だ。