一眼の撮影術と画質をコンデジで楽しむ
Q/SETボタンを押す → アイコンをタップ → コントローラーリングで設定、という基本的な流れを覚えてしまえば、新しいUIも恐るるに足らず。もちろん、オートモードでもキレイな画が撮れるが、せっかく1.0インチの大型センサーを搭載しているのだ。シャッター速度や絞りをどんどん操作して、もう一歩踏み込んだ撮影をしてみたい。
センサーの画素数は有効2,020万画素で、映像エンジンはDIGIC 6。レンズは小さいながらも開放値F2.0と明るいうえ、光学3倍ズーム(35mm判換算で28~84mm)と無理のない設計だ。画質に関しては、何度も書いているようにキレイのひとこと。少々背景ボケが流れる傾向があるものの、絞り込んだときの画質は大判プリントでも十分に耐えるクオリティで、この小さなカメラで撮影したとはとても思えない。暗所ではピントが合いにくいこともあるが、1/1.7インチセンサー搭載機との差は、もはや歴然だ。