アンテナの向きを変えてみる

高いところに置いてもいまいち電波の通りがよくない、という場合は、電波を飛ばすアンテナの向きがよくない可能性がある。ルーターには1~3組程度のアンテナが内蔵されているが、全方向に電波を飛ばす「無指向性」のアンテナと、ある程度方向性を決めて飛ばす「指向性」のアンテナの2種類がある。

どちらにも一長一短あるのだが、電波の届きが悪い場合は反射や干渉も含めてアンテナの向きが悪い場合がある。そこでWi-Fiルーターの鉄則その2「ルーターやアンテナの向きを変えてみる」を試してみよう。

アンテナが内蔵型の場合はアンテナの位置や方向が見えないので、本体ごと角度を変えることになる。取り扱い説明書にアンテナの位置が記載されている場合もあるので、それを参考にアンテナをよく使う方向に向けてやったり、少し角度を変えるだけで、電波の感度がだいぶ変わる可能性がある。

ルーターからアンテナがむき出しになっている製品もあるが、こうした製品はアンテナの角度をいじりやすい。ただ、自分ではよかろうと思って変えてみても、案外影響が少なかったりすることもあるので、少しずついじってみるといい。

外部アンテナのある機種はついアンテナを全部部屋のある方向に向けてしまいがちだが、案外それだと干渉しあってうまくいかないことがある