5. 1年は365日じゃなくて52週
「1年は365日ある」と思うと結構たくさんあるように感じますが、「1年は52週間しかない」と言われるとどうでしょうか? ちょっと少ないような気になる方もいらっしゃると思います。
1週間があっという間に過ぎるように感じておられる方は要注意! 1年はその「あっという間の1週間」が52回しかありません。1週間を大切に積み重ねていくためにも「1年は52週間」という意識を持つことをおすすめします。
手帳によっては「今週は1年のうち何週目か」が表記されているものもありますので活用してみるとよいでしょう。
6. 大事な予定はカウントダウンをする
大事なプレゼンの日、資格の試験日、大切な恋人とのデートの日などなど、大切な予定まではカウントダウンをするように小さい数字を入れていきます。
予定まであと何日! と毎日確認できるので逆算して予定を立てられます。「気がつけばあんまり時間がない!」という状態を事前に防ぐことができます。
7. プライベートの予定は見られたくなければローマ字・英語・暗号で
「仕事用とプライベート用と手帳を分ける」という方がいらっしゃいますが、個人的には少し難易度の高い使い方だと思っています。理由は予定の重なりが管理しにくいからです。過去に私も挑戦したことがあるのですが、ダブルブッキングが多発してしまい結果的に断念しました。手帳はまずは1冊にして一元化するのがおすすめです。
「でもプライベートの予定を仕事中に見られたりすると困る!」という声もよく聞きます。そんな方には暗号やローマ字で書くことをおすすめしています。特にローマ字は不思議なほどに何が書いてあるかわかりません。
・合コン→goukon
・ゴルフ→gorufu
・買い物→kaimono
・たかし君と映画→takashikuntoeiga
このような感じです。ポイントは英語にしないこと。買い物→ shoppingだとバレバレです。是非ローマ字表記でカモフラージュしてみてください。
8. 移動時間を記す。そこで何かできるはず
移動時間も含めて予定を立てる癖をつけるだけで「遅刻」や「慌てて失敗すること」を減らすことができます。また、その移動時間で何かできないかと考えられるようになります。
スキマ時間や移動時間も大切な自分の時間です。「移動時間だから手帳に書かない」ではなく「移動時間だからこそ手帳に書いて、何かできないか確認する」 という習慣を付けられてはいかがでしょうか?
資料のチェック、本を5ページは読む、英語の勉強をする など少しの時間でもできることは必ずあるはずです。時間軸のところに小さく斜線を引くなどして移動時間を見える化してみましょう。
9. 手帳は捨てず、1年の記録代わりに
「1年たつと手帳を捨てる」という方がいらっしゃいますが、私はおすすめしません。少なくとも過去5年分くらいは手元に残しておかれると良いと思います。様々な記録が残っている手帳は自分だけの宝物です。見返すことでまた新たな発見があったり、アイデアが湧いたりすることもあります。
私は昨年の手帳をデスクに置いていつでも見られるようにしています。月初に「1年前の同じ月は何をしていたのか?」を確認する時間を作るなどして、去年の手帳を見返す時間を強制的に作るのもおすすめです。
いかがでしょうか? 手帳は付き合い方次第でどんどん自分の仕事やタスクを楽にしてくれるパートナーです。新しい手帳は慣れるまではうまくいかないこともあると思いますが、手帳に頼れるところはどんどん頼って皆さんなりの手帳との付き合い方を考えてみてください。
たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。