最新SoC搭載の2-in-1で低価格が大きな魅力

TransBook T100HAは、10.1型の液晶ディスプレイ(10点マルチタッチ)を搭載する本体と取り外し可能なキーボードを備える2-in-1のモバイルノートPC。タブレット状態では約580g、キーボードを取り付けた状態でも約1.05kgという軽さ。さらに、IntelのタブレットPC向けCPUとしては最新となる開発コードネーム「Cherry Trail」のAtom x5-Z8500を搭載。メモリは2GBだが、ストレージはeMMCが64GBと必要十分だ。

インタフェースにUSB 3.1 Type-Cも備え、量販店やAmazon.co.jpでは税別4万円台前半という価格で販売されている。Cherry Trailを採用する2-in-1の中でもトップクラスのコストパフォーマンスとなっているのが大きな魅力だ。OSは、Windows 10 Homeが搭載されている。また、2015年10月にメモリを4GB、ストレージを128GBとしたスペックアップモデルも発表されているが、こちらの実売価格は税別6万円台半ばからとなっている。

ボディカラーにメタルグレー、シルクホワイト、アクアブルー、ルージュピンクの4色を用意しているのも特徴。今回は試用したマシンはアクアブルーとなっていた。

ボディにはアルミニウム合金を採用

ざっとスペックを紹介したところでデザインを見ていこう。キーボードをドッキングさせた状態のフォルムは完全にノートPC。ボディにはアルミニウム合金が採用されており、低価格ながら安っぽさは感じられない。天板もパームレストもかなり高い剛性が感じられ、安心して手に持てる。

今回使用したアクアブルーのボディカラーは、かなり薄い青。光の当たり方によっては緑色にも見える。スタイリッシュな雰囲気ではないが、柔らかな印象があり、女性にも勧めやすい。

インタフェースは、キーボード側の右側面にUSB 2.0が1基のみ。本体側の右側面にmicro SDカードスロット、microHDMI出力、microUSB、マイク/ヘッドホンを搭載。左側面には音声のボリュームとUSB 3.1 Type-Cを備えている。なお、USB 3.1 Type-CはGen1なので、データ転送速度はUSB 3.0と同じ5Gbpsだ。また、本体の充電にはUSB 3.1 Type-Cを使用せずに、多くのタブレットと同じmicroUSBを使用する。

右側面にmicro SDカードスロット、microHDMI出力、microUSB、マイク/ヘッドホンを用意

左側面には音声のボリュームとUSB 3.1 Type-Cを搭載。USB 3.1はGen1なのでデータ転送速度は5Gbps

USB 3.1は仕様上100Wまで給電できるため、対応すればかなり高速な充電が可能になると思われるだけに少々もったいない。とはいえ、この先、多くの対応機器が登場すると予想されるUSB 3.1 Type-Cを標準で備えているのは将来性という点では心強い。

このほか、背面側に500万画素、前面側に192万画素のカメラを搭載。通信機能はIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0をサポートしている。

背面には500万画素のカメラを搭載。前面のカメラは192万画素