フジ医療器は同日、製品発表会を開催。フジ医療器 代表取締役社長 木原定男氏から商品戦略、フジ医療器 商品戦略グループ グループ長 大出健太郎氏から新製品の特徴について説明があった。
高価格帯モデルが好調
木原氏は、今回サイバーリラックスシリーズを15年ぶりにフルモデルチェンジしたことを強調。2014年4月の消費税増税以降、マッサージチェア全体の売れ行きは完全には回復していないが、ハイエンドモデルは好調であると述べ、今回の新モデルについて「使えばわかる! マッサージチェアを超えたマッサージチェア」のキーワード通り、使ってみればその気持ちよさを体感してもらえるはずだと自信を見せた。
【左】フジ医療器のマッサージチェアラインナップ。エントリーモデルからハイエンドモデルまでカバー。【中】マッサージチェアの市場動向。高価格帯製品が好調だという。【右】エアーマッサージチェアがデスクワークによる疲労に対して有用だという実験結果も。木原氏も「毎日マッサージチェアを使っているからか、疲れ知らずです」とコメント |
マッサージチェアの根幹をなす、心臓部ともいえるのは、体感にかかわるメカユニットとエアーユニット。自動コースやリモコン、ヒーターなどはあくまで付随的な機能であって、メカユニットとエアーユニットを大幅に刷新することで、全体的なブラッシュアップを図ったとする。
今回搭載されたメカユニット「深層 極メカ PRO」とエアーユニットを開発する際に、重視したのは深層筋へのアプローチだ。大出氏によれば、簡易的に表面だけをマッサージしていたのでは、結局コリは解消されない。そこで、「深層攻略」をコンセプトに最大12.5cmのもみ玉突出量、手もみでの加圧も再現できる「トリプルモードエアシステム」を実現した。
発表会後に参加者が体験できる時間も設けられた。実際に「手もみモード」で足、腕、腰をマッサージしたが、機械でマッサージされているというよりも、特に足裏は人の手でマッサージされているような感覚だった。