既報の通り、エレコムはコンシューマー向けハイエンドルーター製品「WRC-2533GXBK」「WRC-1900GXBK」「WRC-1267GXBK」を発表し、2016年2月から販売を開始する。また、法人向けNASもラインナップも35モデルを一気に投入。ルーターの詳細スペックは別記事「エレコム、デュアルCPU搭載のフラッグシップ無線LANルーター - 最大1,733Mbps」を参照いただくとして、ここでは発表会の内容をお伝えする。
【左】NetStor NSB-3MSVシリーズ。RAID 0/1対応の2HDDモデル。【右】NetStor NSB-56SB/NSB-75SCW2/NSB-76SBシリーズ。筐体は同一で4HDDを備え、CPUやOSの違いでモデルが異なる |
【左】NetStor NSB-76SRシリーズ。NSB-76SBの1Uラックマウントタイプ。【右】DataStorNSB-96SRWSシリーズ。データセンター向け2Uラックマウントタイプ。高耐久SSDを備えている |
まずはエレコムの葉田社長が簡単にスピーチ。現在、エレコムグループとしてIoT関連に力を入れていて、今回はネットワーク製品の開発が間に合ったので発表会を開いたとした。続いて常務取締役の梶浦氏が、グループ企業のロジテック、ハギワラ、JDSを通じて、エンベデッドやIoT、新設立したELECOM Healthcareでヘルスケアや医療、SkyLink Mobileで通信サービスと、将来の成長分野への布石を行っていることを紹介。
こうした分野で成長の核となるのはネットワーク機器であり、今回は家庭ネットワークの中心となるルーターと、企業で活躍するNASを一気に発表する。一方で、ネットワーク製品に強い国内の某社は、DASやネットワークの売り上げが全体の68%におよぶ。NASの売り上げにおいては、エレコムの実に23倍と、大きな差が。この状況を変えるべく、エレコムは「87」ものSKU(製品の種類)を投入する。